「スマートウォッチは充電が面倒」「タフな現場ですぐに壊れそう」。そんな常識をくつがえすのが「ガーミン tactix 8 Dual Power」です。
ソーラー充電による圧倒的な長時間駆動と、チタンベゼル、サファイアレンズなどアメリカ国防総省MIL規格「MIL-STD-810」準拠の驚異的な耐久性を兼ね備えた最上位モデルです。
プロフェッショナルが現場で必要とする機能を網羅し、軍用のタクティカル機能が強化され、サバイバルゲームから本格的な登山、そして日々のトレーニングまで。あらゆるシーンで頼れる最強のスマートウォッチを徹底レビューします。
「ガーミン tactix 8 Dual Power」の概要
「ガーミン tactix 8 Dual Power」は、ガーミンのフラッグシップ「fenix 8」をベースに、軍事作戦やタクティカルな用途に特化させたGPSスマートウォッチです。第3世代ソーラー充電レンズを搭載し、スマートウォッチモードで約1ヶ月以上の稼働を実現。暗視装置対応のディスプレイやステルスモードなど、一般モデルにはない特殊機能を備え、マットブラックのDLCコーティングチタンベゼルが、プロフェッショナルな風格を漂わせます。
| 項目 | スペック |
| 耐久性 | MIL-STD-810準拠(耐熱、耐衝撃、耐水) |
|---|---|
| 防水性 | 10 ATM(100m防水) |
| 耐磁性 | 不明(デジタルコンパス搭載・補正機能あり) |
| 視認性 | MIPディスプレイ(太陽光下で高視認)、NVGモード対応 |
| 操作性 | タッチスクリーン + 5ボタン(防水インダクティブボタン) |
| ムーブメント | 充電式(スマートウォッチ) |
| 動力の持ち時間 | スマートウォッチモード:約30日間+18日間(ソーラー) |
| 素材(ケース・裏蓋・風防) | ケース:繊維強化ポリマー(チタンリアカバー) ベゼル:チタン 風防:Power Sapphir(サファイアレンズ) |
| ケース径 | 51mm |
| ケース厚 | 15.4mm |
| 重量 | 95g(ケースのみ67g) |
| ベルトの種類 | ナイロンバンド(標準)、シリコンバンド(付属) |
- アメリカ国防総省MIL規格「MIL-STD-810」準拠の高い耐久性
- ソーラー充電による長時間駆動
- ステルスモードなどタクティカル機能が充実
「ガーミン tactix 8 Dual Power」の腕時計を採用する政府機関や部隊
ガーミンのtactixシリーズやForetrexシリーズは、その高い信頼性から世界中のプロフェッショナルに愛用されています。
- Instinctシリーズ
-
アメリカ海軍特殊部隊(NAVY SEALs)や陸軍特殊部隊(グリーンベレー)の隊員による使用が確認されています。特に、軽量で装備に干渉しにくく、ラフに扱えるInstinctは、訓練から実任務まで幅広く使用されています。
また、自衛隊員が自費で購入し、訓練などで使用している場合もあります。
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上位機種のtactixシリーズが使用される例もあるようですが、高価なものなので、どこまで実戦で使用されているかは不明確です。
ただし、実戦においては通信機能を有する機器の持ち込みが厳しく制限されることがあるため、実際の任務で使用されるかはケースバイケースになると思われます。
生産国とその歴史的背景
ガーミン(Garmin Ltd.)は、アメリカ合衆国カンザス州に本社を置くGPS機器メーカーです。
1989年の創業以来、航空機用GPSナビゲーションからスタートし、海洋、自動車、そしてアウトドアへと分野を広げてきました。特に「空の安全」を守る高度な技術力が腕時計サイズに凝縮されている点が特徴です。
製造に関しては、多くのモデルが台湾の自社工場で生産されています。これは、品質管理を徹底するために、設計から製造までを垂直統合で行うというガーミンのポリシーによるものです。「Made in Taiwan」は、精密機器において極めて高い信頼性の証となっています。
「ガーミン tactix 8 Dual Power」の特徴と機能
本機は、Fenix 8の基本性能に加え、以下の代表的な型番に見られるような特殊機能を有しています。
- tactix 8 AMOLED(高精細ディスプレイモデル)
- tactix 8 Dual Power(ソーラー充電モデル)※本記事の対象
| 項目 | スペック |
| 耐久性 | MIL-STD-810準拠(耐熱、耐衝撃、耐水) |
|---|---|
| 防水性 | 10 ATM(100m防水) |
| 耐磁性 | 不明(デジタルコンパス搭載・補正機能あり) |
| 視認性 | MIPディスプレイ(太陽光下で高視認)、NVGモード対応 |
| 操作性 | タッチスクリーン + 5ボタン(防水インダクティブボタン) |
| ムーブメント | 充電式(スマートウォッチ) |
| 動力の持ち時間 | スマートウォッチモード:約30日間+18日間(ソーラー) |
| 素材(ケース・裏蓋・風防) | ケース:繊維強化ポリマー(チタンリアカバー) ベゼル:チタン 風防:Power Sapphir(サファイアレンズ) |
| ケース径 | 51mm |
| ケース厚 | 15.4mm |
| 重量 | 95g(ケースのみ67g) |
| ベルトの種類 | ナイロンバンド(標準)、シリコンバンド(付属) |
「Garmin tactix 8 Dual Power」は、ただ頑丈なだけでなく、任務遂行に必要な情報を瞬時に提供する「腕につける戦術コンピューター」です。最大の特徴は、無限に近いバッテリー寿命を目指したソーラー充電機能と、隠密行動を支えるナイトビジョンモードやステルスモードの実装です。
暗視装置と共存する「ナイトビジョンモード」
夜間の作戦行動において、暗視ゴーグル(NVG)は不可欠な装備です。しかし、通常のスマートウォッチのバックライトはNVG越しに見るとハレーションを起こし、視界を奪ってしまいます。
tactix 8 Dual Powerの「ナイトビジョンモード」は、バックライトの輝度を極限まで下げ、NVGを装着したままでも画面情報を明確に読み取れるよう調整されます。サバイバルゲームで夜戦を行う際や、天体観測など暗闇に目を慣らす必要があるシーンでも、その真価を発揮します。
情報漏洩を防ぐ「ステルスモード」と「キルスイッチ」
現代の戦場では、位置情報の漏洩が命取りになります。これは、プライバシーを気にする現代人にとっても重要です。
「ステルスモード」を有効にすると、GPS位置情報の保存と共有を即座に停止し、無線通信も無効化しますが、時計としての機能や距離計測などは継続されます。
さらに万が一の事態に備えた「キルスイッチ」機能では、ショートカットキーを操作するだけで、デバイス内のユーザーデータを全消去することが可能です。セキュリティを極限まで高めたいユーザーにとって、これほど安心できる機能はありません。
ミリタリー仕様の「グリーントーチ」と外装デザイン
Fenix 8シリーズにもフラッシュライトは搭載されていますが、tactix 8 Dual Powerは、ミリタリー仕様として「白色」に加え「緑色」のLEDライトを搭載しています(Fenixは赤色)。
緑色の光は、人間の目に最も優しく、暗順応(暗闇への目の慣れ)を阻害しにくい特性があります。地図の読み取りや手元の確認において、敵に見つかりにくく、かつ視認性を確保できる最適な波長です。
また、操作ボタンは滑り止めのローレット加工(金属の凹凸加工)が施されており、泥がついたグローブをしていても確実な操作が可能です。
「ガーミン tactix 8 Dual Power」と他モデルの腕時計との比較
ここでは、同ブランドの兄弟機および、他社のライバル機との違いを明確にします。
同一ブランドの他モデルとの比較
ガーミンの「fenix 8 Sapphire Dual Power」と比較します。
「fenix 8」と「tactix 8」は、基本となるプラットフォーム(OS、センサー、基本性能)は共通しています。バッテリー持ちやGPS精度に大きな差はありません。しかし、決定的な違いは「デザイン」と「特化機能」にあります。
まずデザイン面ですが、fenix 8はオレンジなどのアクセントカラーが入るスポーティなデザインが多いのに対し、tactix 8は徹底して「マットブラック」にこだわっています。ベゼルはフラットな形状で、ボタンにはローレット加工が施されており、より「道具」としての無骨さが強調されています。
機能面では、fenix 8にはない「航空機能(NEXRADレーダー表示など)」や「タクティカル機能(ステルスモード、キルスイッチ、ジャンプマスター)」がtactix 8には標準搭載されています。また、前述したフラッシュライトの色が、fenix 8は「赤色(夜間の視認性確保)」であるのに対し、tactix 8は「緑色(暗視装置への配慮)」である点も大きな違いです。
日常のアクティビティや登山がメインならfenix 8、ミリタリー装備との親和性や、よりプロフェッショナルな外観を求めるならtactix 8という選び分けになります。
他社の類似モデルとの比較
ミリタリーウォッチの代名詞といえば「G-SHOCKのマッドマスターシリーズ」です。
耐久性に関しては、両者ともに甲乙つけがたい最高レベルの堅牢性を誇ります。泥、水、衝撃に対する強さは、どちらを選んでも間違いありません。
大きな違いは「情報の量」と「多機能性」です。
G-SHOCKは基本的に「時計+センサー(方位・気圧・高度)」という構成であり、電池寿命(ソーラー)に関しては圧倒的な長さを誇ります。充電を全く気にせず、数年間放置しても動き続ける信頼性はG-SHOCKに軍配が上がります。
一方、Garmin tactix 8 Dual Powerは「手首の上のPC」です。詳細な地図表示、リアルタイムの気象レーダー、身体情報のトラッキング、スマホからの通知確認など、G-SHOCKでは不可能な高度な情報処理が可能です。
「時間と方位さえわかればいい、充電は絶対したくない」という極限のシンプルさを求めるならG-SHOCK。「作戦エリアの地図を見ながら、自分の体力残量を管理し、緻密な行動計画を立てたい」という指揮官的な視点を持つなら、Garmin tactix 8が適しています。
「ガーミン tactix 8 Dual Power」の実用性
実際の生活や趣味の中で、この高機能ウォッチがどのように役立つのか解説します。
オススメの利用シーン
最も輝くのは、やはり「サバイバルゲーム」や「ハンティング」、そして「本格的な登山・トレッキング」のシーンです。
サバイバルゲームでは、ナイロンバンドによる装着感の良さと、被弾しても壊れない堅牢性が安心感を与えます。また、インターバル中にボディバッテリー(身体的エネルギー残量)を確認することで、無理のないペース配分が可能になります。
登山においては、Dual Power(ソーラー充電)の恩恵を最大限に受けられます。直射日光下での活動時間が長ければ長いほどバッテリー消費が抑えられ、数週間の縦走でも充電ケーブルなしで踏破できる可能性があります。また、内蔵のLEDフラッシュライトは、山小屋やテント内での手元確認において、ヘッドライトを取り出す手間を省けるため、一度使うと手放せない便利機能です。
さらに、航空機を利用する旅行や出張でも、GPSによる自動時刻修正機能や、空港の気象情報を取得できるアビエーション機能が、スムーズな移動をサポートしてくれます。
ビジネスシーンに利用できるか
結論から言えば、「十分に利用可能」であり、むしろ「デキる男の演出」に一役買います。
tactix 8 Dual Powerは、fenixシリーズよりも落ち着いたマットブラックの単色デザインであるため、スーツの袖口から覗いても悪目立ちしません。高級機械式時計のような重厚感がありつつも、デジタルガジェットとしての知的な印象も与えます。
特に、付属のシリコンバンドから、レザーバンドやメタルバンド(別売りやサードパーティ製)に交換することで、よりフォーマルな場にも対応可能です。通知機能で会議中にスマートにメッセージを確認したり、スケジュールを手元でチェックしたりできるため、ビジネスツールとしても極めて優秀です。
ただし、ケース径が51mmとかなり大型であるため、ワイシャツの袖口が細い場合は時計が引っかかってしまう可能性がある点には注意が必要です。
長く利用するためのコツやメンテナンス方法
ミリタリースペックとはいえ、精密機器であることに変わりはありません。長く愛用するためのポイントは「塩分」と「端子」のケアです。
海での使用や、大量の汗をかいた後は、必ず真水で時計を洗い流してください。特に充電端子部分に塩分や汚れが残っていると、腐食の原因となり、充電不良を引き起こす可能性があります。シャワーで軽く流し、柔らかい布で水分を拭き取るだけで十分です。
また、リチウムイオンバッテリーの特性上、バッテリー残量が0%の状態で長期間放置すると劣化が早まります。使用しない期間がある場合でも、月に一度は充電を行い、50%程度の残量を維持して保管することをお勧めします。
液晶保護に関しては、Power Sapphireガラスが非常に強力なため傷はつきにくいですが、突起物への激しい衝突が予想されるサバゲーなどの際は、市販の保護フィルムやバンパーケースを併用すると、ベゼルのDLCコーティングの剥げも防ぐことができます。
オススメの購入方法と安く購入する方法
ガーミン tactixシリーズは、量販店での取り扱いが限られる「プロショップモデル」的な位置付けであることが多いです。そのため、基本的には以下の3つのルートが推奨されます。
- Garmin公式オンラインストア
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最も確実で、サポートも手厚いです。発売直後の在庫確保も安定しています。
\ ガーミンの公式オンラインストア /
- Amazon・楽天の公式代理店
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セール時期(プライムデーやスーパーセール)に重なれば、ポイント還元率が跳ね上がります。ただし、並行輸入品には注意が必要です。日本の正規サポートを受けるためには、「ガーミンジャパン正規輸入品」と明記されているものを必ず選んでください。
- 大手家電量販店のオンラインサイト(ヨドバシ、ビックカメラ等)
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10%程度のポイント還元が見込めるため、実質価格を大きく下げることができます。貯まったポイントで替えのベルトや保護フィルムを購入するのが賢い買い方です。
安く購入する裏技としては、あえて「型落ち」を狙う方法もありますが、tactix 8のような最新モデルの場合は、量販店のポイント還元を最大化させるのが最も現実的でお得な方法です。
まとめ|「ガーミン tactix 8 Dual Power」徹底レビュー
今回は、ミリタリーウォッチの最高峰「ガーミン tactix 8 Dual Power」をレビューしました。
この時計は、単なる時間確認の道具ではなく、あなたの活動範囲を広げ、安全を確保するための「装備品」です。軍用規格のタフネスさと、最新のスマート機能が融合したこのモデルは、所有欲を満たすだけでなく、実用面でも最高のパフォーマンスを発揮してくれるでしょう。
- メリット
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耐久性が高く、タクティカル機能など高機能
- 米軍MIL規格準拠の圧倒的な堅牢性と防水性。
- ソーラー充電により、驚異的なバッテリー寿命を実現。
- ナイトビジョンや緑色LEDなど、本物のミリタリー機能。
- デメリット
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価格が高額で、ケースサイズも大きい
- 高機能ゆえに価格が高額(20万円オーバー)。
- ケースサイズが大きく、細腕の人にはオーバーサイズ気味。




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