数ある時計メーカーの中でも、Sinnは「工具」としての時計開発にこだわり続けてきました。その思想の最もたるものが、ドイツの特殊部隊のために開発されたEZM(アインザッツ・ツァイト・メッサー:出撃用計測機器)シリーズです。
今回ご紹介する「Sinn EZM 3 S」は、ドイツ警察特殊部隊GSG 9への納入モデル「EZM 3」をベースとしながら、テギメント加工とブラック・ハード・コーティングにより耐傷性を高めた、オールブラックのモデルです。
ミリタリー要素が強く魅力的な腕時計、EZM 3 Sのディテールに隠されたプロ仕様の機能と、Sinnが培ってきたミリタリーウォッチとしての歴史を徹底レビューします。
「Sinn EZM 3 S」の概要
Sinn EZM 3 Sは、ドイツ警察特殊部隊GSG 9への納入を目的として開発された特殊時計「EZM 3」をベースに、さらにステルス性を高めたプロフェッショナル・ダイバーズウォッチです。
EZM(アインザッツ・ツァイト・メッサー:出撃用計測機器)の名の通り、極限状況下での高い視認性と誤操作を防ぐための設計が随所に施されています。
ケースとベルトにはジン独自のテギメント加工が施され、耐傷性、耐圧性、耐磁性、温度耐性など、過酷な状況下でのプロユースに耐えうるSinnの主要なテクノロジーが搭載されており、その堅牢性が最大の特徴です。信頼性の高いスイス製自動巻ムーブメント(自社改良)を搭載し、極めて高い水準で機能性と実用性を追求したモデルと言えます。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 耐久性 | 高:耐圧性、耐衝撃性、温度耐性(-45℃〜80℃) |
| 防水性 | 高:50気圧防水(500m潜水可能) |
| 耐磁性 | 高:80,000A/m(DIN 8309規格準拠) |
| 視認性 | 特殊な夜光処理、レッドを基調とした夜光塗料(暗所での視認性向上) |
| 操作性 | 左リューズ配置(手の甲への干渉を防ぐ) 逆回転防止ベゼル |
| ムーブメント | SW200-1(自動巻/26石/28,800振動) |
| 動力の持ち時間 | 38時間 |
| 素材(ケース・裏蓋・風防) | ケース・裏蓋:904Lステンレススチール ※ブラック・ハード・コーティング 風防:サファイアクリスタル |
| ケース径 | 41mm |
| ケース厚 | 12.3mm |
| 重量 | 81g(ベルト除く) |
| ベルトの種類 | カウレザー、シリコン、ステンレススチールブレスレット |
- ドイツ連邦警察の対テロ特殊部隊 GSG 9に正式採用(前モデル)
- 耐久性・耐傷性・耐磁性・防水性が極めて高い
- 実用性を重視し計器として開発された腕時計
「Sinn EZM 3 S」の腕時計を採用する政府機関や部隊
Sinnの時計は、その高い信頼性から、実際に複数の政府機関や特殊部隊で採用されてきた実績があります。
- EZM 1
- ドイツ連邦警察の対テロ特殊部隊 GSG 9(ゲエス・ゲエ・ノイン)に納入
- EZMシリーズの原点となるモデル
- EZM 2(GSG 9)
- GSG 9のために開発されたモデルで、文字盤に「GSG 9」のロゴが刻印されたタイプも存在
- ハイドロ・テクノロジーにより、驚異的な5,000mの耐圧性を実現
- EZM 3
- 本モデルのベースとなったモデルで、GSG 9に納入された実績があります。
- EZM 3F
- EZM 3のパイロットウォッチモデル
- EZM 13.1
- ダイバーズクロノグラフモデル
GSG 9は1972年のミュンヘンオリンピック事件を教訓に創設された、ドイツ連邦警察の対テロ特殊部隊。ハイジャック対応で世界的評価を得た「ランツフート事件」などで知られる。人質救出、要人警護、重大犯罪対処を担当し、高度な射撃・突入・交渉能力を備える。欧州で最も優れた警察特殊部隊の一つとされる。
Sinnの特殊時計は、あくまで「道具」としての性能が最優先されるプロの現場で、その実力を認められ続けています。
実戦で使用されたエピソード
Sinnの時計は、その堅牢性から過酷なミッションで使用されたエピソードが多数存在します。
- EZM 1
-
ドイツの対テロ特殊部隊 GSG 9 が、1997年のコソボ紛争において、人質救出作戦などの複雑な任務遂行時にEZM 1を着用していたとされています。この時計は、任務に必要な正確な計測と、誤操作を防ぐための左リューズ配置など、まさに戦場での実用性を追求した設計でした。
- EZM 2 (GSG 9)
-
ハイドロ・テクノロジーによってオイルが充填されたこの時計は、深海での使用を想定しており、実際にGSG 9の水中作戦において活躍した記録があります。高い耐圧性能だけでなく、水中での光の屈折による視認性の低下を解消する効果も、実戦環境で非常に重要な役割を果たしました。
- 宇宙での使用
-
1992年には、物理学者であり宇宙飛行士のラインホルト・エーヴァルト博士が、ロシアのソユーズTM-14ミッションで Sinn 142 を着用し、宇宙空間での使用に成功しました。これはSinnの時計が、極限の温度変化や無重力といった特殊な環境下でもその精度を保てることを証明したエピソードです。
これらの事例は、Sinnの時計が単なるファッションアイテムではなく、プロフェッショナルにとって欠かせない「命を預けられる道具」であることを示しています。
映画・ドラマ・アニメでの使用実績
Sinnの時計は、そのプロフェッショナルなイメージと質実剛健なデザインから、フィクション作品でも採用されています。
- 映画『オーシャンズ13』
- ブラッド・ピット演じるラスティ・ライアンが Sinn 6033 を着用
- ドラマ『24 -TWENTY FOUR-』
- ジャック・バウアー(キーファー・サザーランド)がSinn 244 を着用
- タフな特殊捜査官のイメージに、Sinnの持つ堅牢な機能性がマッチ
- 映画『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』
- トム・クルーズ演じるイーサン・ハントが、ミッション遂行中に Sinn 857 UTC を着用
ハリウッドの超大作や人気ドラマで、プロフェッショナルが選ぶ時計としてSinnが登場することは、そのブランドイメージを裏付けるものです。
所有している有名人
Sinnの時計は、そのマニアックで実用的な魅力から、世界中の著名人に愛用されています。
- ブラッド・ピット
- 前述の通り、映画での着用だけでなく、プライベートでも Sinn 6033 などのモデルを所有していると言われています。
- トム・クルーズ
- こちらも映画『ミッション:インポッシブル』での着用モデル Sinn 857 UTC 以外にも、Sinnの愛用者として知られています。
- ミハエル・シューマッハ
- F1史上最高のドライバーの一人であるシューマッハは、Sinn 103 などのクロノグラフモデルを愛用していたことで知られています。時計好きとしても有名で、実用性の高いSinnの時計を支持していました。
実力派のプロフェッショナルや、時計の機能美を理解する有名人たちに選ばれている実績は、Sinnの時計の確かな魅力を示しています。
生産国とその歴史的背景
Sinnの生産国はドイツです。
Sinn Spezialuhren zu Frankfurt am Main(ジン特殊時計会社)は、1961年にフランクフルトで、元パイロットのヘルムート・ジンによって設立されました。当初はパイロットのためのコックピットクロックや、ナビゲーションウォッチを製造するメーカーとして始まりました。
大きな転機となったのは、1994年にIWCの設計部門の責任者であったローター・シュミットが会社を引き継いだことです。シュミットは、Sinnの哲学を「視認性の向上」「特殊機能の搭載」「堅牢性」の3つに集約し、現在のSinnのアイデンティティを確立しました。
特に、特殊部隊への納入という実績は、Sinnの歴史的背景において極めて重要です。時計を単なる装飾品ではなく、極限環境での「計測機器=工具」として捉えるという哲学は、ドイツの質実剛健な工業精神を体現しており、現在のミリタリーウォッチとしての地位を築き上げる基盤となっています。その技術力は、「テギメント加工」「Arドライテクノロジー」「EDRパッキン」などの独自の技術開発に繋がっています。
「Sinn EZM 3 S」の特徴と機能
EZM 3 Sは、そのベースとなったEZM 3が持つプロ仕様の堅牢な機能に、ステルス性を高めるためのデザイン要素を加えたモデルです。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 耐久性 | 高:耐圧性、耐衝撃性、温度耐性(-45℃〜80℃) |
| 防水性 | 高:50気圧防水(500m潜水可能) |
| 耐磁性 | 高:80,000A/m(DIN 8309規格準拠) |
| 視認性 | 特殊な夜光処理、レッドを基調とした夜光塗料(暗所での視認性向上) |
| 操作性 | 左リューズ配置(手の甲への干渉を防ぐ) 逆回転防止ベゼル |
| ムーブメント | SW200-1(自動巻/26石/28,800振動) |
| 動力の持ち時間 | 38時間 |
| 素材(ケース・裏蓋・風防) | ケース・裏蓋:ステンレススチール 風防:サファイアクリスタル |
| ケース径 | 41mm |
| ケース厚 | 12.3mm |
| 重量 | 81g(ベルト除く) |
| ベルトの種類 | カウレザー、シリコン、ステンレススチールブレスレット |
EZM 3 Sは、過酷な環境下で最高のパフォーマンスを発揮できるよう設計されたダイバーズウォッチです。特殊時計EZMのコンセプトを継承し、左リューズや特殊な夜光処理など、プロフェッショナルが求める実用性と視認性を追求しています。耐磁性能、50気圧防水、広範囲の温度耐久性を備え、道具としての信頼性を極限まで高めています。
左リューズの配置:誤操作を防ぐプロの配慮
EZM 3 Sは、リューズをケースの左側に配置しているのが最大の特徴です。この設計は、ドイツ警察特殊部隊GSG 9など、プロフェッショナルからの意見を反映したものです。
リューズを左側に配置することで、潜水や激しい行動の際に、手首の甲にリューズが当たって怪我をするのを防ぎます。また、極度の緊張状態にある任務中に、リューズが不用意に操作され、時刻が狂ってしまうという誤操作のリスクを低減させる目的もあります。
特殊部隊の隊員は、銃などの装備品を操作する際に、リューズが邪魔になることもありません。この左リューズは、EZMシリーズ共通の「任務遂行に集中させる」ための、徹底した実用主義の表れと言えます。
テギメント加工と50気圧の防水性能
本モデルは、時計ケースの表面を硬化させ、保護層(テギメント)を形成する特殊な加工がされています。これにより硬化された時計の表面は、ベース素材の硬度よりもはるかに高いセラミックと同等の耐傷性を備え、時計にキズがつくのを防ぎます。
また、ケースとベルトにはブラック・ハード・コーティングがされており、テギメント加工による耐傷性を備えつつ色の剥がれを防止しています。
さらに、EZM 3 Sは50気圧(500m)という非常に高い防水性能を備えています。これは、飽和潜水には対応しないものの、プロフェッショナルなダイビングや激しい水上・水中のミッションにおいて、時計内部への水の侵入を完全に防ぎます。水深500mという耐圧性は、ケースの堅牢さを物理的に証明するものです。
Arドライテクノロジーと80,000A/mの耐磁性能
Sinnが誇るArドライテクノロジーは、EZM 3 Sにも搭載されている重要な技術です。これは、ケース内部に微量の不活性ガス(アルゴンガス)を充填し、ドライカプセルと呼ばれる乾燥剤を内蔵することで、時計内部の湿気を極限まで取り除くシステムです。これにより、風防の内側が曇るのを防ぐだけでなく、ムーブメントの潤滑油の劣化を遅らせ、時計の精度と寿命を格段に向上させます。
また、本モデルは80,000A/mという高い耐磁性能(ドイツ工業規格DIN 8309準拠)も有しています。これは、磁場が発生するコックピットや特殊な機器が集中する環境下でも、時計の精度が影響を受けないことを意味します。これらのテクノロジーは、EZM 3 Sが「特殊環境での使用」を前提として開発された証です。
「Sinn EZM 3 S」と他モデルの腕時計との比較
同一ブランドの他モデルとの比較
Sinn EZM 3 Sを語る上で、同じEZMシリーズの他モデル、特にEZM 3のオリジナルモデル、そしてハイスペックなEZM 13.1と比較してみましょう。
| モデル名 | EZM 3 S | EZM 3 | EZM 13.1 |
| ケース・ベルト | 904Lステンレススチール ※ブラック・ハード・コーティング | ステンレススチール | ステンレススチール |
|---|---|---|---|
| ベゼル | ブラックカラー ※ブラック・ハード・コーティング | ブラックカラー | ブラックカラー ※特殊結合方式 |
| クロノグラフ | なし(3針) | なし(3針) | あり(クロノグラフ) |
| テクノロジー | Arドライ、耐磁性、温度耐性 | Arドライ、耐磁性、温度耐性 | Arドライ、耐磁性、温度耐性 |
| 防水性能 | 50気圧 | 50気圧 | 50気圧 |
| リューズ位置 | 左側 | 左側 | 左側 |
EZM 3は、EZM 3 Sのベースとなったモデルであり、機能的にはほぼ同等です。
大きな違いは外装デザインで、EZM 3 Sはケース・ベゼル・ベルトのすべてがブラックになります。耐傷性が高く見た目もよりモダンで引き締まったミリタリーテイストを強調しています。
一方、EZM 13.1は、EZM 3 Sと同じくダイバーズウォッチでありながら、クロノグラフ機能を搭載しているモデルです。
EZM 13.1はより高度なテクノロジーと機能を求める方に、EZM 3 Sはシンプルでタフな3針ダイバーズを求める方に最適な選択肢となります。EZM 3 Sは、テギメント加工による堅牢性と、EZMのコアとなる実用性を、比較的ベーシックなデザインで体現している点に魅力を感じられます。
他社の類似モデルとの比較
EZM 3 Sの競合となる他社の類似モデルとしては、OMEGAの「シーマスター ダイバー 300M」や、Tudorの「ブラックベイ」シリーズなど、本格的なミリタリー・ダイバーズウォッチが挙げられます。
| モデル名 | Sinn EZM 3 S | OMEGA シーマスター 300M | Tudor ブラックベイ |
| デザインコンセプト | 特殊部隊の工具(EZM) | 海軍への納入実績(プロダイバーズ) | ヘリテージ(潜水服の装備) |
|---|---|---|---|
| 主な機能 | Arドライ 50気圧防水 耐磁性 温度耐性 | マスタークロノメーター 300m防水 ヘリウムエスケープバルブ | COSC認定 200m防水 |
| リューズ | 左側 | 右側 | 右側 |
| 特殊技術 | Arドライ(湿気除去) | コーアクシャル脱進機(高精度) | なし |
OMEGAのシーマスターは、イギリス海軍での採用実績を持つ歴史と、マスタークロノメーター認定という圧倒的な精度が魅力です。しかし、価格帯はEZM 3 Sよりも高くなります。
Tudorのブラックベイも、ヴィンテージデザインと自社ムーブメントによる高い信頼性が特徴ですが、防水性能は200mであり、機能面ではEZM 3 Sの500mに劣ります。
EZM 3 Sが他社モデルと決定的に異なるのは、その特殊性と実用主義です。
左リューズの配置、Arドライテクノロジーといった、プロの現場での声を徹底的に反映した機能は、OMEGAやTudorといった大手メーカーの「一般市場向けダイバーズ」には見られない、Sinn独自のDNAと言えます。EZM 3 Sは、ステータス性やブランドネームよりも、「道具としての信頼性」を最優先する真のミリタリーマニアにとって、最も魅力的な選択肢となるでしょう。
「Sinn EZM 3 S」の実用性
オススメの利用シーン
EZM 3 Sは、そのルーツから想像される通り、アウトドアやレジャーシーンにおいて最高の相棒となります。
まず、本格的なマリンスポーツです。
50気圧防水という圧倒的な防水性能は、スキューバダイビングはもちろん、サーフィンやヨットといった激しい水しぶきを伴うアクティビティでも、水没の心配を完全に排除します。水中での視認性を高めるための特殊な夜光処理も、海の探検をサポートします。
次に、登山やキャンプといったタフなアウトドアシーンです。
温度耐性(-45℃から+80℃)は、標高の高い場所や寒冷地でのキャンプにおいても、時計のムーブメントを保護します。また、耐磁性能は、モバイル機器やスピーカーなどの磁気を発する機器が多い現代のキャンプ環境においても、安心して使用できる要因となります。
左リューズは、重いバックパックを背負った状態や、グローブをはめた状態での操作干渉を防ぐなど、「道具」としての細かな配慮が、EZM 3 Sをアウトドアシーンで最高のパートナーにします。
ビジネスシーンに利用できるか
EZM 3 Sは、その特殊部隊向けのルーツにもかかわらず、ビジネスシーンにおいても十分に利用可能です。
EZM 3 Sのケース径は41mm、厚さ13mmと、本格的なダイバーズウォッチとしては比較的抑えられたサイズ感であり、ビジネスシャツの袖口に収まりやすいのが特徴です。また、ステンレススチールのサテン仕上げケースとブラックのベゼルは、過度な光沢を排したマットで引き締まった印象を与えます。派手さを求めない、実力主義のビジネスパーソンにとっては、むしろその質実剛健さが信頼感に繋がるでしょう。
レザーベルトや落ち着いた雰囲気のブレスレットに交換することで、スーツスタイルにも違和感なく溶け込みます。特に、IT、エンジニアリング、医療など、技術と信頼性が重視される職種では、「道具としての時計」というEZM 3 Sの哲学が、かえってプロフェッショナルなイメージを強調します。ただし、商談の場などでは、あまりにもカジュアルなシリコンベルトの着用は避けた方が無難です。
長く利用するためのコツやメンテナンス方法
Sinn EZM 3 Sは、Arドライテクノロジーなどの特殊技術により、一般的な機械式時計よりもメンテナンスサイクルが長くなるよう設計されていますが、長く最高の状態を維持するためには、いくつかのコツと定期的なメンテナンスが必要です。
まず、定期的なオーバーホールです。
Sinnの推奨するオーバーホール間隔は5〜7年程度ですが、EZM 3 SのArドライカプセルの色が濃くなってきたら、湿気吸収能力が限界に近づいているサインです。このドライカプセルはオーバーホールの際に必ず交換されるため、カプセルの変色はオーバーホールの目安となります。
次に、日常的な手入れです。
ダイバーズウォッチであるため、海水やプールの塩素に触れた後は、必ず真水で優しく洗い流し、柔らかい布で水気を拭き取ってください。
特に、ベゼルの特殊結合部分やリューズ周りに塩分や汚れが溜まると、操作性が損なわれる可能性があります。左リューズは、使用頻度が低い分、定期的に軽く操作して内部の潤滑油を回してあげることも大切です。耐傷性が高いとはいえ、硬いものとの接触には注意を払い、ケースやブレスレットの傷を防ぐように心がけましょう。
オススメの購入方法と安く購入する方法
EZM 3 Sを購入する際の最も確実で安心できる方法は、日本の正規代理店で購入することです。
正規代理店での購入は、メーカーの保証をしっかりと受けられるだけでなく、オーバーホールなどのメンテナンスを安心できる体制で依頼できるというメリットがあります。Sinnの特殊技術は、専門の知識と設備が必要なため、正規ルートでのアフターサービスは非常に重要です。また、偽物を購入するリスクも完全に排除できます。
安く購入する方法としては、主に並行輸入店や中古市場が挙げられます。
- 並行輸入店
- 正規代理店よりも価格が抑えられているケースが多いですが、保証内容が異なることや、万が一の際に国内での修理受付ができない可能性があるため、信頼できる店舗を見極める必要があります。
- 中古市場
- 生産終了モデルや希少モデルを探す楽しさがありますが、EZM 3 Sの生命線であるArドライカプセルの状態や、過去のオーバーホール履歴をしっかりと確認することが必須です。
- カプセルの変色がないか、「湿気」による内部ダメージがないかを特に注意して確認し、可能であれば正規店でのメンテナンス履歴が証明されている個体を選ぶのが、結果的に安く済ませるコツとなります。
まとめ|「Sinn EZM 3 S」徹底レビュー
Sinn EZM 3 Sは、ドイツ特殊部隊のDNAを色濃く受け継ぐ、真のプロフェッショナル仕様のダイバーズウォッチです。その魅力は、単なるデザインのミリタリーテイストではなく、Arドライテクノロジーや耐磁性能、左リューズいった、過酷な状況下で「道具」としての役割を完璧に果たすための機能が凝縮されている点にあります。
一切の無駄を排除した実用主義の設計思想は、ミリタリー好き、そして本物のタフネスを求めるすべての人に強く響くでしょう。
- メリット
-
プロ仕様の堅牢な機能とステルス性を両立し、真のミリタリーウォッチの魅力を体現しています。
- 特殊部隊GSG 9採用モデルのDNAを持つ、本物のミリタリーウォッチ
- 50気圧防水と-45℃〜+80℃の温度耐性による圧倒的な堅牢性
- 左リューズ配置による誤操作防止と手の甲への干渉回避
- Arドライテクノロジーによる湿気除去と長寿命化
- サテン仕上げのケースとブラックベゼルによる引き締まったステルスデザイン
- デメリット
-
価格が高価、特殊技術が使われているため正規店でのメンテナンスが必須。
- アウトドア環境で日常使い使用するには価格が高価
- 特殊技術が使われているため、正規店でメンテナスをする必要がある




コメント