機械式のミリタリーウォッチが欲しいけど、ヴィンテージは扱いに気を使うし、海外の高級ブランドは手が出しにくい。そんな風に感じている方にこそ、おすすめしたいのが「セイコー(SEIKO) 5 スポーツ SBSA117」です。
信頼の日本製ムーブメントを搭載し、ミリタリー由来のデザインを持ちながらも、現代的にアップデートされたこのモデルは、初めての機械式時計としても、コレクションの一つとしても最適です。
セイコーの機械式時計は、ベトナム戦争時に米軍特殊部隊員が自費で購入し、過酷な環境下でその腕に巻いたという逸話は、時計好き、ミリタリー好きの心をくすぐります。
この記事では、ミリタリーテイスト溢れるデザインと、日常使いに最適なスペックを両立したこのモデルの魅力を、徹底的にレビューします。
「SEIKO 5 スポーツ SBSA117」の概要
SEIKO 5 スポーツ SBSA117は、セイコーが長年にわたり培ってきた時計製造のノウハウが凝縮された、フィールドデザインの機械式腕時計です。モデル名の「5」は、かつてセイコーが若者向けに発売した「セイコー 5」が掲げた5つの特徴(自動巻き、防水、3時位置のデイデイト表示、4時位置りゅうず、耐久性の高いケース・バンド)に由来します。
SBSA117は、その伝統を受け継ぎつつ、現代のニーズに合わせてスペックをアップデート。「Field/Military」というコンセプトの通り、ミリタリーウォッチの持つ無骨さと、どんな服装にも合わせやすいスタイリッシュさを両立しています。視認性の高いダイヤル、軽量で丈夫なナイロンストラップ、そして信頼性の高い自動巻きムーブメントを搭載し、時計の本質である「正確に時を刻み、伝える」という役割を忠実に果たすモデルです。
項目 | スペック |
---|---|
耐久性 | ステンレススチールの堅牢なケース |
防水性 | 日常生活用強化防水(10気圧) |
防磁性 | 耐磁あり(JIS1種) |
視認性 | ルミブライト(針・インデックス)による高い暗所視認性 |
操作性 | 手巻き機能付き、ハック機能(秒針停止機能)付き |
ムーブメント | キャリバー4R36(メカニカル 自動巻) |
動力の持ち時間 | 最大巻上時約41時間持続 |
素材(ケース・裏蓋・風防) | ケース:ステンレススチール 裏蓋:ステンレススチールとハードレックス 風防:ハードレックス |
ケース径 | 42.5mm |
ケース厚 | 13.2mm |
重量 | 95g |
ベルトの種類 | ナイロン |
- アメリカ軍の隊員が実戦で使用していたエピソードがある
- シンプルで視認性が高い
- 一定度の耐久性・耐磁性・防水性が有りコストパフォーマンスが高い
SEIKOの腕時計を採用する政府機関や部隊
セイコーの腕時計が政府機関や軍隊に「制式採用」されたという公式な記録は多くありません。しかし、ベトナム戦争時代の米軍特殊部隊「MACV-SOG(マックブイ・ソグ)」の隊員たちが、官給品ではなく、個人でセイコーの腕時計を購入し、過酷な作戦に従事していたことは有名な話です。
身元を特定されないよう、あえて官給品以外の装備を身につける彼らが選んだのが、当時日本で購入できたセイコーのダイバーズウォッチや「セイコー 5」でした。特に「Ref. 6105-8110/9(通称:2ndダイバー、植村ダイバー)」などは、その高い防水性と堅牢性から多くの隊員に愛用されたと言われています。制式採用という形ではなくとも、プロフェッショナルたちが自らの判断で選び、命を預ける装備として活躍したという事実は、セイコーの時計の信頼性を何よりも雄弁に物語っています。
実戦で使用されたエピソード
ベトナムのジャングルという高温多湿で過酷な環境は、精密機械である腕時計にとって最悪のコンディションです。官給品の腕時計が次々と故障していく中で、セイコーの腕時計は確実に時を刻み続け、兵士たちのミッションを支えました。
特に、河川での潜水作戦や突然のスコールなど、水にさらされる機会が多い特殊部隊員にとって、セイコーダイバーズの150m防水というスペックは絶大な信頼を置けるものでした。ある隊員は「作戦中に何度もぶつけ、泥水に浸かったが、セイコーだけは最後まで壊れなかった」と語ったとされ、その逸話はセイコーウォッチのタフネスを象徴するエピソードとして語り継がれています。SBSA117は直接その後継機ではありませんが、その設計思想や堅牢性へのこだわりは、こうした歴史の上に成り立っているのです。
映画・ドラマ・アニメでの使用実績とタイトル、着用した登場人物名
セイコーの腕時計は、そのタフなイメージから数々のアクション映画や戦争映画で登場人物の腕を飾ってきました。
- 『地獄の黙示録』(1979年)
- 着用者:マーティン・シーン(ウィラード大尉 役)
- モデル:セイコー 6105-8110
- ベトナム戦争を描いたこの映画で、主人公が過酷な任務を遂行する腕には、実際に当時の兵士たちに愛用されたセイコーのダイバーズウォッチが巻かれていました。この映画をきっかけに、このモデルの人気は不動のものとなります。
- 『プレデター』(1987年)、『コマンドー』(1985年)
- 着用者:アーノルド・シュワルツェネッガー
- モデル:セイコー H558-5009(通称:アーニー)
- 屈強な肉体を誇るシュワルツェネッガーが、作中で着用。デジタルとアナログが融合したハイブリッドダイバーズは、彼の力強いイメージと相まって強い印象を残しました。
所有している有名人
セイコーの腕時計は、その信頼性とコストパフォーマンスの高さから、国内外問わず多くの有名人に愛用されています。
特に有名なのが、伝説的なロックバンド「クイーン」のギタリスト、ブライアン・メイ氏です。彼は1970年代に日本で購入したセイコーのダイバーズウォッチ(Ref. 7548-7000)を、その後40年以上にわたって愛用し続けています。彼の腕で時を刻み続けたこの腕時計は、彼のアイコンの一つともなっており、後年にはセイコーから彼とのコラボレーションモデルが発売されたほどです。世界的なスターが長年にわたり一つの時計を使い続けるという事実は、セイコーの時計が持つ普遍的な魅力と高い耐久性を証明しています。
生産国とその歴史的背景
セイコーは、1881年に服部金太郎が創業した服部時計店をルーツとする、日本が世界に誇る時計メーカーです。一貫して国内での開発・製造にこだわり、「メイド・イン・ジャパン」の品質を世界に知らしめてきました。
1960年代、スイス時計が市場を席巻する中、セイコーは実用性とコストパフォーマンスに優れた機械式時計「セイコー 5」を発売し、大ヒットを記録します。これが、アジアをはじめとする海外市場、そして前述のベトナムに駐留する米兵たちの目にも留まることになりました。
スイス製に比べて手頃な価格でありながら、過酷な環境にも耐えうる品質を持っていた日本の腕時計は、現地の兵士たちにとって最高の選択肢だったのです。SBSA117も、こうした日本の「ものづくり」の精神と、激動の歴史の中で評価されてきた信頼性の系譜を受け継ぐ一本と言えるでしょう。
「SEIKO 5 SBSA117」の特徴と機能
- SBSA117(ナイロンストラップ/ブラックダイヤル)
- SBSA115(ナイロンストラップ/カーキダイヤル)
- SBSA119(メタルブレスレット/ブラックダイヤル)
- SBSA121(レザーストラップ/ブラックダイヤル)
項目 | スペック |
---|---|
耐久性 | ステンレススチールの堅牢なケース |
防水性 | 日常生活用強化防水(10気圧) |
防磁性 | 耐磁あり(JIS1種) |
視認性 | ルミブライト(針・インデックス)による高い暗所視認性 |
操作性 | 手巻き機能付き、ハック機能(秒針停止機能)付き |
ムーブメント | キャリバー4R36(メカニカル 自動巻) |
動力の持ち時間 | 最大巻上時約41時間持続 |
素材(ケース・裏蓋・風防) | ケース:ステンレススチール 裏蓋:ステンレススチールとハードレックス 風防:ハードレックス |
ケース径 | 42.5mm |
ケース厚 | 13.2mm |
重量 | 95g |
ベルトの種類 | ナイロン |
SEIKO 5 SBSA117は、ミリタリーウォッチの伝統的なデザインを踏襲しつつ、現代的な信頼性と機能性を備えたモデルです。時・分・秒と日付・曜日が一目でわかる優れた視認性を持ち、ムーブメントには手巻き機能と秒針停止(ハック)機能を備えた「キャリバー4R36」を搭載。日常使いに十分な10気圧防水と耐磁性能も確保しており、あらゆるシーンで安心して使用できる実用性が魅力です。
- デザイン:視認性を重視したシンプルなダイヤルと、ミリタリーテイスト溢れるナイロンストラップ。
- ムーブメント:手巻きとハック機能が付いた信頼性の高い自動巻きキャリバー「4R36」を搭載。
- 防水・耐磁:日常生活用強化防水(10気圧)とJIS1種の耐磁性能を確保。
- 視認性:暗所でも時刻を読み取れる「ルミブライト」を針とインデックスに塗布。
- ケースバック:ムーブメントの動きを視覚的に楽しめるシースルーバック仕様。
視認性を追求したミリタリーデザイン
ミリタリーウォッチに最も求められる性能、それは「瞬時に時刻を読み取れること」です。SBSA117のダイヤルは、この基本性能を忠実に追求しています。
マットなブラックの文字盤に、コントラストが際立つホワイトのアラビア数字インデックスを配置。太く力強い時分針と、先端が赤く塗られた秒針により、いかなる状況でも時刻の誤読を防ぎます。また、針とインデックスにはセイコー独自の高輝度蓄光塗料「ルミブライト」が施されており、夜間や暗所での視認性も抜群です。
3時位置には日付と曜日を表示するデイデイト機能を備え、実用性も申し分ありません。過度な装飾を排し、機能美を突き詰めたこのデザインは、ミリタリーという出自を色濃く感じさせると同時に、流行に左右されない普遍的な魅力を放っています。
信頼の心臓部「キャリバー4R36」
SBSA117に搭載されているムーブメント「キャリバー4R36」は、セイコーの機械式腕時計における屋台骨とも言える、非常に信頼性の高いムーブメントです。
従来のセイコー 5に搭載されていたムーブメントとの大きな違いは、「手巻き機能」と「ハック(秒針停止)機能」が追加された点です。デスクワークなどで腕の動きが少ない日でも、りゅうずを回してゼンマイを巻き上げることができ、また、時刻合わせの際には秒針をぴったりと止めることができるため、より正確な時刻設定が可能です。
パワーリザーブは約41時間。週末に外していても、月曜の朝まで動き続けている実用性も備えています。裏蓋はシースルーバックとなっており、機械式時計の心臓部であるテンプの精密な動きをいつでも眺めることができるのも、メカ好きにはたまらないポイントです。
あらゆるシーンに対応するタフネス性能
ミリタリーウォッチの系譜に連なるモデルとして、SBSA117は日常使いにおいて十分なタフネスを備えています。防水性能は10気圧防水。これは、汗や雨はもちろん、水仕事や突然の豪雨、さらには水上スポーツなどにも耐えうるスペックです。
風防には、傷に強く耐久性の高いセイコー独自の「ハードレックス」ガラスを採用。また、スマートフォンやPCなど、磁気を発する製品に囲まれる現代の生活環境を考慮し、JIS1種耐磁性能も確保しています。これにより、磁気による時刻の狂いを心配することなく、日常的に使用することが可能です。アウトドアアクティビティからデスクワークまで、シーンを選ばずにガシガシ使える堅牢性は、この時計が持つ大きな魅力の一つです。
「SEIKO 5 SBSA117」と他モデルの腕時計との比較
同一ブランドの他モデルとの比較
SEIKO 5 SBSA117を検討する際、同じセイコーのプロスペックスシリーズと比較される方は多いでしょう。特に、フィールドウォッチの代表格である「アルピニスト」シリーズ(例:SBDC091)や、ダイバーズウォッチの定番「タートル」(例:SBDY099)は良い比較対象となります。
まず、プロスペックス アルピニスト SBDC091と比較します。
アルピニストは、その名の通り登山などのアウトドアアクティビティを想定したモデルであり、より本格的なスペックを備えています。ムーブメントは、パワーリザーブ約70時間を誇る上位キャリバー「6R35」を搭載。防水性も20気圧とSBSA117を上回ります。
また、簡易方位計として機能する内転リングや、高級感のあるサファイアガラス風防も特徴です。価格はSBSA117の倍以上となりますが、より本格的なスペックと高級感を求めるのであればアルピニストが有力な選択肢です。一方、SBSA117は、よりカジュアルでミリタリーテイストが強く、価格も手頃であるため、ファッションアイテムとして、また機械式時計の入門機として非常に優れています。
次に、プロスペックス タートル SBDY099との比較です。
タートルは200mの潜水用防水性能を備えた本格的なダイバーズウォッチです。特徴的な亀の甲羅のようなケース形状と、潜水時間を計測するための逆回転防止ベゼルが外観上の大きな違いです。堅牢性や防水性においてはタートルに軍配が上がりますが、その分ケースサイズが大きく厚みもあり、重量も重くなります。
日常使いや、特にシャツの袖口への収まりを考えると、よりスリムで軽量なSBSA117の方が軽快で扱いやすいと言えるでしょう。ダイビングやマリンスポーツでの使用を主眼に置くならタートル、陸上でのアクティビティや日常使いがメインであればSBSA117、という棲み分けが可能です。
結論として、SBSA117は、プロスペックスシリーズという本格スポーツウォッチラインの弟分的な存在でありながら、そのエッセンスとミリタリーウォッチとしての明確な個性を両立した、絶妙なポジションに位置するモデルと言えます。
他社の類似モデルとの比較
ミリタリーウォッチというカテゴリーにおいて、SEIKO 5 SBSA117の最大のライバルとなるのは、スイスの老舗ブランド、ハミルトン(HAMILTON)の「カーキ フィールド」シリーズ、特に手巻きモデルの「カーキ フィールド メカ」でしょう。

ハミルトンは、第二次世界大戦中に米軍へ軍用時計を大量に納入したという輝かしい歴史を持ち、ミリタリーウォッチのオリジンとして絶大なブランドイメージを誇ります。カーキ フィールド メカは、その当時のデザインを色濃く反映しており、よりクラシカルでオーセンティックなミリタリーウォッチの雰囲気を味わうことができます。サンブラスト加工されたケースや、シンプルなダイヤルデザインは、まさに「軍用時計」そのものです。ムーブメントは80時間のロングパワーリザーブを誇る手巻きキャリバー「H-50」を搭載。毎日りゅうずを巻くという、時計との対話を楽しむことができます。
一方、SEIKO 5 SBSA117は、ミリタリーデザインをベースにしながらも、より現代的な解釈が加えられています。自動巻きであるため、毎日身に着けていれば止まる心配がなく、日付と曜日がわかるデイデイト表示は日常生活において非常に便利です。また、裏蓋がシースルーバックになっている点も、機械の動きを楽しみたいユーザーにとっては大きな魅力でしょう。価格面では、SBSA117の方がハミルトンよりも手頃な価格帯に設定されており、コストパフォーマンスの高さが光ります。
どちらも優れたミリタリーウォッチですが、選ぶ際のポイントは「何を重視するか」です。歴史的な背景やブランドイメージ、手巻きという儀式を楽しみたいのであればハミルトン。
現代的な実用性、メンテナンスの手軽さ、そして圧倒的なコストパフォーマンスを求めるのであれば、SBSA117が最適な選択となるでしょう。どちらを選んでも、ミリタリーウォッチの世界を存分に堪能できることは間違いありません。
「SEIKO 5 SBSA117」の実用性
ビジネスシーンに利用できるか
SBSA117は、ビジネスシーンでも十分に活用可能です。ミリタリーウォッチというとカジュアルな印象が強いかもしれませんが、このモデルは装飾を排したシンプルなデザインのため、ビジネスカジュアルやオフィスカジュアルといった服装には非常によく馴染みます。特に、標準装備のナイロンストラップは軽快でカジュアルな印象ですが、これを市販のレザーストラップやステンレススチールのブレスレットに交換することで、時計の印象は大きく変わります。
例えば、ブラックやダークブラウンの上質なレザーストラップに付け替えれば、一気にドレッシーで落ち着いた雰囲気に。これにより、ジャケットスタイルにも違和感なく合わせることができます。また、メタルブレスレットにすれば、より精悍でスポーティーな印象となり、通年の使用に対応できます。ケース径42.5mmというサイズは現代の腕時計としては標準的で、シャツの袖口にも比較的収まりやすいでしょう。厳格なドレスコードが求められるフォーマルな場では避けた方が無難ですが、多くのオフィス環境においては、ストラップを工夫することでオンオフ問わず活躍できる汎用性の高い一本と言えます。
長く利用するためのコツやメンテナンス方法
SBSA117は堅牢な腕時計ですが、機械式時計である以上、長く愛用するためにはいくつかの点に注意が必要です。
まず、最も重要なのが定期的なオーバーホールです。3〜5年に一度、専門の技術者による分解・洗浄・注油・調整を行うことで、ムーブメントの性能を維持し、部品の摩耗を防ぐことができます。費用はかかりますが、これを怠ると精度が著しく低下したり、最悪の場合、時計が動かなくなってしまうこともあります。
日常的な注意点としては、「磁気」「衝撃」「水」の3つが挙げられます。
スマートフォンやPC、バッグのマグネットなど、強い磁気を発するものに近づけると、時計の精度が狂う原因となります。SBSA117には耐磁性能がありますが、万全ではありませんので、保管場所には注意しましょう。また、いくらタフな時計でも、激しいスポーツや落下などの強い衝撃は故障の原因となります。そして、10気圧防水とはいえ、りゅうずがしっかりと閉まっていることを常に確認する習慣が大切です。海水で使用した後は、真水で塩分を洗い流すことも忘れないでください。
これらの点を守ることで、SBSA117はあなたの腕で長く時を刻み続けてくれるでしょう。
オススメの購入方法と安く購入する方法
SEIKO 5 SBSA117は、非常に人気の高いモデルのため、様々な場所で購入することができます。最も安心なのは、セイコーの正規販売店や百貨店の時計サロンです。定価での販売となりますが、確実に本物を手に入れることができ、メーカー保証もしっかりと受けられます。専門知識を持ったスタッフから説明を受けながら、実際に試着して選べるのも大きなメリットです。
もう少し手頃に購入したい場合は、ヨドバシカメラやビックカメラといった大手家電量販店がおすすめです。ポイント還元などを利用すれば、実質的に定価よりも安く購入できる場合が多く、店舗によっては独自の延長保証サービスも提供しています。
さらに安く購入する方法として、インターネット通販サイトの利用が挙げられます。Amazonや楽天市場などの大手モールでは、セールやクーポンを利用することで、かなりお得に購入できる可能性があります。ただし、この場合はメーカー保証の条件が異なる場合や、万が一の際に修理を受け付けてもらえないリスクも考えられます。信頼できる出品者かどうかをしっかりと見極めることが重要です。
中古品に抵抗がなければ、状態の良いものを探すのも一つの方法です。
まとめ|「SEIKO 5 スポーツ SBSA117」徹底レビュー
この記事では、SEIKO 5 スポーツ SBSA117を、ミリタリーウォッチという視点から徹底的にレビューしてきました。
ベトナム戦争で兵士に愛されたセイコーの歴史的背景を受け継ぎ、視認性、堅牢性、信頼性という軍用時計に求められる要素を高いレベルで満たしていることが分かります。
信頼性の高い日本製ムーブメント「4R36」を搭載し、日常使いに十分な10気圧防水と耐磁性能を備えながら、比較的手の届きやすい価格帯を実現している点は、まさにセイコーの真骨頂と言えるでしょう。ストラップを交換することで、カジュアルな休日スタイルからビジネスカジュアルまで幅広く対応できる汎用性の高さも魅力です。初めての機械式時計としても、また、酸いも甘いも知る時計好きのコレクションの一つとしても、自信を持っておすすめできる一本です。
メリット | デメリット |
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ミリタリーの血統を受け継ぐデザインと、現代的なスペックを両立した圧倒的なコストパフォーマンス。 高い視認性、ミリタリーテイスト溢れるデザイン 手巻き・ハック機能付きの信頼性の高い自動巻きムーブメントを搭載 10気圧防水や耐磁性能など、日常使いに十分な堅牢性 ストラップ交換による高いカスタマイズ性と汎用性 品質に対して非常に手頃な価格設定 | 本格的なミリタリーウォッチと比較すると、スペックや歴史的背景においてややライトな側面もある。 風防がサファイアガラスではなく、傷がつきやすいハードレックス 本格的なダイバーズウォッチやフィールドウォッチと比較すると防水性や耐衝撃性で見劣りする パワーリザーブが約41時間と、最近のロングパワーリザーブ機に比べると短い |
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