MENU

「MWC G10LM」を徹底レビュー!英国軍やNATO規格準拠の本物ミリタリーウォッチ

「MWC G10LM」を徹底レビュー!英国軍やNATO規格準拠の本物ミリタリーウォッチ

巷に溢れる「ミリタリー風」ウォッチに満足できない、本物志向のあなたへ。今回ご紹介する「MWC G10LM」は、単なるミリタリー風デザインの時計ではありません。NATOストックナンバー(NSN)を取得したモデルを多数製造し、世界中の軍隊に腕時計を供給するMWCの「G10LM」です。

「G10」とは、英国軍に支給される腕時計の仕様コードを指し、MWCが製造するG10モデルも英国軍の仕様に準拠し、NATO軍の正式調達品である「NATOストックナンバー」を付与されたG10モデルも製造しています。

この記事では、軍用規格をクリアした信頼性がある真のミリタリーウォッチであるMWC G10の中の「G10LM」モデルを徹底レビューします。

目次

「MWC G10LM」の概要

MWC G10LMは、スイスのMWC(MILITARY WATCH COMPANY)が製造する、ミリタリーウォッチの王道とも言えるモデルです。

特筆すべき点は、MWCが実際にNATO軍に製品を供給し、NATOストックナンバー(NSN / National Stock Number)を取得したモデルを多数ラインナップしているブランドであるということです。NSNは、NATO(北大西洋条約機構)加盟国で共通して使用される物品識別番号であり、これが付与されているということは、その製品が軍の定める厳格な基準や仕様(ミルスペック)を満たしていることを意味します。

G10LM自体にNSNの刻印はありませんが、上位モデルである「G10/100UKG」などがNSNを取得しており、G10LMもそれらのモデルと共通の設計思想、製造技術、そして品質管理のもとに作られています。つまり、見た目だけのミリタリーテイストではなく、過酷な環境下での使用を前提とした、本物の軍用時計のDNAが色濃く反映された一本なのです。

項目スペック
耐久性316Lステンレススチールケース、スクリューダウンケースバック
防水性50m / 5気圧
耐磁性不明
視認性スーパールミノバ(夜光塗料)による高い暗所視認性
操作性シンプルなリューズ操作
ムーブメントクオーツ
動力の持ち時間約3年(バッテリー寿命)
素材(ケース・裏蓋・風防)ケース・裏蓋:316Lステンレススチール
風防:強化ミネラルガラス
ケース径35mm (リューズ除く)
ケース厚11mm
重量48g
ベルトの種類18mm NATOストラップ
「MWC G10LM」のミリタリーポイント
  • 英国軍が正式採用、NATOストックナンバーを取得したモデルの派生
  • 視認性が高い
  • コストパフォーマンスが高い

G10モデルを正式採用した政府機関・部隊

G10ウォッチは、特定のブランドのモデル名というよりも、もともとは英国国防省(MoD)が定める軍用腕時計の仕様、あるいはその備品コードを指す通称です。そのため、時代によって様々な時計ブランドがこの「G10」規格に準拠したモデルを製造し、軍に納入してきました。

最も代表的な採用組織は、英国軍です。陸軍、海軍、空軍の兵士に広く支給されました。

主な納入実績のあるブランドは以下の通りです。

  • CWC(Cabot Watch Company)
    • 1980年から2000年代後半まで、長きにわたり英国軍にG10ウォッチを供給した主要サプライヤー
    • 陸軍の地上部隊を中心に、海軍(Royal Navy)、空軍(Royal Air Force / RAF)含め、推定で20万個以上が納入
  • Precista
    • 1982年に、CWCと並行して英国軍にG10ウォッチを短期間納入した実績
    • 製造数が非常に少ないため、コレクターの間で希少なモデル
  • Pulsar(セイコーの子会社)
    • 1990年代後半から英国軍の新たなサプライヤーに加わった
    • 夜光塗料がトリチウムからルミノバに変更されるなどのアップデート
  • MWC(Military Watch Company)
    • MWCのG10ウォッチは、NATO軍に正式採用された実績
    • NATOストックナンバー(NSN)を取得しているモデルもあり
    • 英国軍以外にも、世界各国の軍隊や警察部隊へ供給

実戦で使用されたエピソード

フォークランド紛争(1982年)

英国とアルゼンチンの間で勃発したこの紛争は、G10ウォッチが本格的に実戦投入された代表的な例です。

フォークランド紛争(1982年)

アルゼンチンとイギリスの間で、南大西洋のフォークランド諸島(マルビナス諸島)の領有をめぐって勃発した戦争。アルゼンチンが島を占領したことに対し、イギリスが軍事行動を開始。約2か月の戦闘の末、イギリスが奪還に成功し終結。短期間ながらも空母・ミサイルなど現代兵器を用いた海空戦が展開された。

  • 英国軍初のクオーツ時計
    • 1980年にCWCが納入を開始したG10は、英国軍に支給された初めてのクオーツ式腕時計
    • 高精度で、機械式時計のように毎日ゼンマイを巻く必要がないため、過酷な戦場での信頼性は向上
  • “Fatboy”の活躍
    • 初期のCWC製G10は、ムーブメントが厚く、ケースも厚みのある形状をしており、コレクターから「Fatboy」という愛称で呼ばれてる
    • この「Fatboy」モデルや、同時期に支給されたPrecista製のG10が、フォークランド諸島に派遣された多くの英国兵によって使用され。
  • RAFパイロットの証言
    • 当時、英国空軍(RAF)のニムロッド哨戒機に搭乗していたパイロットが、作戦中にCWC G10を着用していた
    • 正確な時間管理が求められる哨戒飛行や、史上最長距離の爆撃作戦と言われた「ブラック・バック作戦」の支援任務など、航空作戦においてもG10が重要な役割を果たした

湾岸戦争(1991年)

イラクのクウェート侵攻を発端とする湾岸戦争でも、G10ウォッチは英国軍兵士の標準装備品として広く使用されました。

湾岸戦争(1991年)

イラクのクウェート侵攻を受け、国連の決議に基づきアメリカを中心とする多国籍軍がイラクに対して武力行使を行った戦争。圧倒的な空爆と地上戦によりイラク軍は敗北し、クウェートは解放された。テレビ報道による「映像の戦争」としても知られ、近代戦の情報化を象徴する戦争となった。

  • 大量供給
    • CWCは湾岸戦争に対応するため、1991年だけで約2万個のG10を生産・納入した
    • 砂漠地帯の過酷な環境下で戦う兵士たちを支えた
  • 特殊部隊での使用
    • 英国の特殊部隊であるSAS(特殊空挺部隊)やSBS(特殊舟艇部隊)の隊員も、作戦行動中にG10を着用

これらのエピソードから、G10ウォッチが単なる時を知るための道具ではなく、いかなる状況下でも兵士の任務遂行を支える、信頼性の高い「計器」として機能してきたことがわかります。

生産国とその歴史的背景

MWCはスイスのチューリッヒに拠点を置くブランドです。

スイスは、時計製造において世界最高峰の技術と長い歴史を誇る国です。MWCは、そのスイスの伝統的な時計作りの技術を基盤としながら、軍用時計という極めて専門的な分野に特化することで、独自の地位を築き上げました。質実剛健を旨とし、華美な装飾よりも機能性と信頼性を最優先するその姿勢は、まさにスイス時計産業の良心とも言えるでしょう。

「MWC G10LM」の特徴と機能

  • G10LM/BLK/ND(ブラックダイヤル、ノンデート)
  • G10LM/BLK(ブラックダイヤル、日付表示)
項目スペック
耐久性316Lステンレススチールケース、スクリューダウンケースバック
防水性50m / 5気圧
防磁性不明
視認性スーパールミノバ(夜光塗料)による高い暗所視認性
操作性シンプルなリューズ操作
ムーブメントクオーツ
動力の持ち時間約3年(バッテリー寿命)
素材(ケース・裏蓋・風防)ケース・裏蓋:316Lステンレススチール、風防:強化ミネラルガラス
ケース径35mm (リューズ除く)
ケース厚11mm
重量48g
ベルトの種類18mm NATOストラップ

MWC G10LMは、ヴィンテージミリタリーウォッチのクラシックな外観と、NATO軍にも認められたブランドが作る信頼性を両立させています。その本質は、過酷な環境下で兵士が必要とする機能を、無駄なく、かつ高いレベルで実現している点にあります。まさに「プロフェッショナルのための計器」と呼ぶにふさわしい、質実剛健な作り込みが魅力です。

  • NATO規格の血統:NSN取得モデルを製造するブランドの設計思想。
  • クラシックなケースサイズ:主張しすぎない35mm径で、様々なスタイルにマッチ。
  • 高い視認性:シンプルな文字盤デザインと強力な夜光塗料。
  • 信頼性の高いクオーツムーブメント:手間いらずで、安定した精度を誇る。
  • 50m防水性能:汗や雨など、日常生活での水濡れに対応。
  • NATOストラップ:引き通し式のナイロンストラップで、装着感が良く、交換も容易。

信頼性の証、NATOストックナンバーの血統

G10LMを語る上で最も重要なのが、MWCがNATOストックナンバー(NSN)取得モデルを製造するブランドであるという事実です。

これは、MWCの時計がNATO軍の定める厳しい耐久性、精度、視認性などの基準(ミルスペック)をクリアする能力を持っていることの証明に他なりません。G10LMは、そうした軍用規格品の開発で培われた技術やノウハウを惜しみなく投入されて作られています。

例えば、ケースには医療用にも使われる高品質な316Lステンレススチールを使用し、裏蓋は気密性の高いスクリューバック式を採用。これらの仕様は、すべて内部のムーブメントを外部の衝撃や水分から確実に保護するためのものです。この時計を腕にすることは、NATO軍お墨付きの信頼性を身に着けることと同義なのです。

いかなる状況でも時間を知らせる圧倒的な視認性

ミリタリーウォッチに最も求められる性能、それは「視認性」です。

G10LMのダイヤルは、その要求に完璧に応えるべく設計されています。背景となるマットなブラックの文字盤に、ホワイトのアラビア数字インデックスがくっきりと浮かび上がり、一瞥しただけで時刻を誤認することなく読み取れます。針の形状も、時針と分針が明確に区別できるデザインを採用。さらに、インデックスと針には高性能な夜光塗料「スーパールミノバ」が塗布されており、暗闇でも力強く発光し続けます。

光の全くない環境下でも、確実に時刻を確認できる安心感は、まさに軍用時計ならではの機能美と言えるでしょう。この徹底した視認性へのこだわりが、G10LMのプロフェッショナルツールとしての信頼性を物語っています。

ヴィンテージ感を醸し出す35mmのケースサイズ

MWC G10LMのもう一つの魅力が、35mmという絶妙なケースサイズです。

これは、かつて戦場で兵士に支給された腕時計のサイズ感を踏襲したもので、現代の腕時計としてはやや小ぶりに分類されます。しかし、このサイズ感がもたらすメリットは計り知れません。まず、装着感が非常に軽快で、長時間の着用でもストレスを感じにくいです。

また、悪目立ちすることがないため、ビジネスシーンのスーツスタイルから休日のカジュアルな服装まで、あらゆるコーディネートに自然に馴染みます。NATO規格に準拠するほどのタフな中身を持ちながら、外観はクラシックで知的。このギャップこそが、G10LMの大きな魅力と言えるでしょう。

「MWC G10LM」と他モデルの腕時計との比較

同一ブランドの他モデルとの比較

MWCのラインナップ内でG10LMを比較するなら、最も象徴的な対象はNATOストックナンバーを持つ「G10/100UKG」や「G10BH」です。これらのモデルは、同じG10の血統ながら、明確な個性を持っています。

G10LMが1960~70年代のヴィンテージデザインを色濃く反映した35mmケースであるのに対し、G10/100UKG、G10BHは約40mm(リューズガード含む)と、より現代的でマッシブなサイズ感を持ちます。バッテリーハッチを備え、電池交換を容易に行うことができ、より実戦的なスペックを誇ります。

つまり、G10LMは「軍用時計の歴史やクラシックなスタイルを、現代の品質で楽しみたい」という方に最適なモデルです。一方、G10/100UKG、G10BHは「現役の軍用規格品そのものの、タフでヘビーデューティーなスペックを体感したい」という方に響くモデルと言えるでしょう。

どちらもMWCが誇るNATO規格の信頼性を基盤としている点は共通していますが、ヴィンテージの再現度を優先するか、現代のミルスペックを優先するかで、選択が分かれます。

他社の類似モデルとの比較

ミリタリーウォッチの世界には、MWCの他にも手ごわいライバルが存在します。その筆頭が、長年英国軍に時計を供給してきた「CWC(Cabot Watch Company)」です。CWCのG10は、英国軍納入の歴史的背景から「本家」とも呼ばれ、そのオーセンティックな魅力は絶大です。細部の仕様まで当時のものを忠実に再現しており、歴史的な正統性を最優先するならばCWCは非常に強力な選択肢となります。

ただし、CWCの腕時計は日本市場にあまり出回っておらず入手が困難です。希少価値があり価格もMWCと比較して高くなります。

もう一つは、現役で米軍などに供給を行う「MARATHON(マラソン)」社の「General Purpose Quartz」です。ケースに特殊ファイバーグラスを採用するなど、より現代的な素材と技術でミルスペックを追求しており、究極の実用計器としての側面が強いモデルです。

これらライバルと比較した際のMWC G10LMの最大の強みは、「NATO規格の信頼性」「ヴィンテージデザインの魅力」「優れたコストパフォーマンス」という三つの要素を極めて高い次元で両立させている点です。

CWCの歴史的価値やMARATHONの先進性も魅力的ですが、MWCのG10LMは、高い品質と信頼性の本物のミリタリーウォッチを入手しやすいという点で、本格ミリタリーウォッチ入門機としてオススメです。

「MWC G10LM」の実用性

ビジネスシーンに利用できるか

MWC G10LMは、その出自が軍用でありながら、驚くほどビジネスシーンにマッチします。

その最大の理由は、35mmという控えめなサイズ感と、一切の無駄を削ぎ落とした機能的なデザインにあります。スーツの袖口で過度に主張することなく、それでいて所有者のこだわりを静かに物語ります。NATOストックナンバーに裏打ちされた「信頼性」や「実直さ」というイメージは、ビジネスパーソンに求められる資質とも重なり、むしろ好印象を与えるでしょう。

ただし、標準装備のナイロン製NATOストラップはややカジュアルな印象が否めません。よりフォーマルな場では、ブラックやダークブラウンの上質なカーフレザーベルトに交換することを強く推奨します。ストラップを一本変えるだけで、G10LMは軍用時計の顔から、洗練されたドレスウォッチの顔へと変化します。NATO規格の堅牢な中身と、TPOに合わせた上品な外見。この二面性こそが、G10LMをビジネスシーンで活用する際の鍵となるのです。

長く利用するためのコツやメンテナンス方法

NATO規格の血統を持つG10LMは、非常にタフな作りですが、その性能を長く維持するためには適切なメンテナンスが不可欠です。

ムーブメントはクオーツ式のため、約3年ごとの電池交換が必要です。時計店に依頼する際は、防水性能を保つために裏蓋のパッキン(ガスケット)も同時に交換してもらうのが賢明です。この一手間が、内部への湿気の侵入を防ぎ、時計の寿命を大きく延ばします。

日常の手入れとしては、使用後にセーム革などの柔らかい布でケース全体を優しく拭き、皮脂や汚れを取り除きましょう。NATOストラップはナイロン製で非常に丈夫ですが、汚れが気になったら中性洗剤で手洗いし、陰干しすれば清潔に保てます。

風防は強化ミネラルガラスですが、強い衝撃は傷や割れの原因になりますので注意が必要です。また、50m防水はあくまで日常生活防水のレベルです。シャワーや水泳での使用は避け、リューズがしっかり閉まっていることを常に確認する習慣をつけましょう。堅牢な時計だからこそ、基本的な愛情を込めた手入れが、最高の相棒として長く付き合う秘訣です。

オススメの購入方法と安く購入する方法

MWC G10LMを手に入れる最も確実で安心な方法は、日本の正規代理店や公式オンラインストアでの購入です。定価での販売となりますが、品質が完全に保証されており、万が一の初期不良やその後のメンテナンスについても、万全のサポートを受けられます。特に、NATO規格という本物の価値を理解し、長く愛用したいと考えるなら、正規店での購入が最も賢明な選択と言えるでしょう。

\ MWC〜ミリタリーウォッチカンパニの時計を扱うお店です /

コストを抑えたい場合は、並行輸入品を扱う腕時計専門店やオンラインショップを利用する方法があります。海外から直接買い付けるため、正規価格よりも安価に設定されていることが魅力です。しかし、店舗によって保証内容が異なったり、修理対応に時間がかかったりする可能性があるため、購入前のアフターサービスに関する確認は必須です。信頼できる店舗を慎重に選ぶことが重要になります。

また、中古市場やオークションサイトも選択肢の一つですが、ミリタリーウォッチはその性質上、ハードに使われてきた個体も少なくありません。外装の傷だけでなく、内部の状態や過去のメンテナンス履歴などを可能な限り確認し、リスクを理解した上で購入を検討する必要があります。

まとめ|「MWC G10LM」徹底レビュー

MWC G10LMは、単なるミリタリー”風”のファッションウォッチとは一線を画す、本物のミリタリーウォッチです。

その最大の理由は、MWCがNATOストックナンバー(NSN)を取得したモデルを実際に製造・供給しているという、揺るぎない事実にあります。

G10LMは、その軍用規格の設計思想と製造技術を色濃く受け継ぎながら、ヴィンテージウォッチの持つクラシックな魅力と、35mmという日常使いに最適なサイズ感を両立させています。卓越した視認性、堅牢な作り、そしてストラップ交換による高い汎用性。これらすべてが、NATO軍お墨付きの信頼性という土台の上に成り立っています。本物の価値を手頃な価格で体感できる、これほどまでにバランスの取れたミリタリーウォッチは他にないでしょう。

メリットNATO規格の信頼性を背景に持つ、本物のミリタリーウォッチとしての価値

NATOストックナンバー取得ブランドが作るという絶対的な信頼性
腕に馴染む35mmの絶妙なヴィンテージサイズ
どんな状況でも時刻を読み取れる、徹底した視認性の追求
優れたコストパフォーマンスで、本物の世界への扉を開く
オンオフ問わず使える、シンプルで飽きのこないデザイン
デメリット日付表示がなく、本格的な潜水には対応しないなど、機能は極めてシンプル

日付表示(デイト)がないため、実用面で不便に感じる場合がある
機械式時計のような趣味性や、資産価値を求めるモデルではない
防水性能は50mであり、プロフェッショナルな潜水用途には不向き
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次