「カシオ AE-1200WHUB」高い実用性で1万円以下のミリタリー風レトロウォッチ

「カシオ AE-1200WHUB」高い実用性で1万円以下のミリタリー風レトロウォッチ

時計ファンの間でカシオロワイヤルの愛称で親しまれるシリーズでミリタリーテイストなデザインのモデル「CASIO AE-1200WHUB」をレビューします。

その最大の特徴は、レトロ感あふれる見た目とデジタルウォッチとしての完成度の高さと、ミリタリーテイストを強調した堅牢なデザインにあります。液晶画面に配置された世界地図や、アナログ風のデジル表示は、かつてのスパイ映画を彷彿とさせ、男心をくすぐります。

また、10年電池と100m防水で実用性も高く、価格も1万円以下で入手可能なモデルです。

本記事では、「CASIO AE-1200WHUB」の機能性と実用性を、他モデルとの比較を踏まえて徹底レビューします。

目次

「カシオ AE-1200WHUB」の概要

CASIO「AE-1200WHUB」は、マルチタイム機能を搭載したデジタルウォッチです。液晶画面の左上に配置されたアナログ風の表示と、右上の世界地図が特徴で、最大4都市の時刻を即座に切り替えて確認できます。

10気圧防水と約10年の長寿命バッテリーを備え、バンドには耐久性と装着感に優れたクロスバンドを採用。ミリタリーテイスト溢れるカラーリングが施された、実戦的なフィールドウォッチです。

項目スペック
耐久性日常生活用強化耐衝撃構造(樹脂ケース)
防水性10気圧防水
耐磁性なし
視認性デジタル表示、LEDライト(残照機能付き)
操作性4ボタン式、操作音ON/OFF切替
ムーブメントクォーツ
動力の持ち時間電池寿命約10年
素材(ケース・裏蓋・風防)樹脂・ステンレス・樹脂ガラス
ケース径42.1mm
ケース厚12.5mm
重量39g
ベルトの種類クロスバンド
「カシオ AE-1200WHUB」のミリタリー要素
  • ミリタリー調のアースカラー
  • マルチタイム機能
  • 100m防水、10年電池の高い実用性

カシオの腕時計を採用する政府機関や部隊

カシオの時計は、その圧倒的な信頼性から世界中の軍関係者に愛用されています。

特に、G-SHOCKシリーズは、アメリカ海軍特殊部隊NAVY SEALsでDW-6600やDW-5600が標準支給品に近い扱いで使用されてきた歴史があります。

また、アメリカ軍やイギリス軍の兵士が売店(PX)でカシオのデジタル時計を購入し、実戦に投入するケースは非常に多く、F-91Wや本モデルのベースとなったデジタルシリーズは、中東やアフリカの紛争地帯で活動する民兵や軍事顧問の間でも、安価で壊れない道具として広く浸透しています。

実戦で使用されたエピソード

カシオの時計が実戦でその価値を証明したエピソードとして有名なのは、湾岸戦争時におけるDW-5600の活躍です。

湾岸戦争(1991年)

イラクのクウェート侵攻を受け、国連の決議に基づきアメリカを中心とする多国籍軍がイラクに対して武力行使を行った戦争。圧倒的な空爆と地上戦によりイラク軍は敗北し、クウェートは解放された。テレビ報道による「映像の戦争」としても知られ、近代戦の情報化を象徴する戦争となった。

砂漠の過酷な熱と砂塵の中でも正確に時を刻み続けたことで、兵士たちからの信頼を不動のものにしました。また、AE-1200シリーズのようなマルチタイム機能を備えたモデルは、異なるタイムゾーンを跨いで活動する特殊作戦群や航空機搭乗員にとって、UTC(協定世界時)と現地時間を瞬時に比較できるため、作戦立案や無線通信のタイミングを計る際に重宝されてきました。

現場の兵士が自費で購入してまでカシオを選ぶ理由は、命を預ける道具としての確かな実績があるからです。

映画・ドラマ・アニメでの使用実績

AE-1200シリーズは、その独特なルックスから「カシオロワイヤル」と呼ばれています。

これは映画「007 オクトパシー」でジェームズ・ボンドが使用したセイコーのG757 5010 スポーツ 100にデザインが酷似していることに由来します。映画内での直接の使用ではありませんが、この背景がファンの間で語り継がれ、スパイツールのようなガジェット感を演出するアイテムとしてドラマや映画の小道具に選ばれることが多いです。

また、カシオの他モデルでは、映画「スピード」でキアヌ・リーブスがDW-5600C-1を着用し、映画「ブラックホーク・ダウン」ではデルタフォース隊員がG-SHOCKを着用するなど、ミリタリー描写には欠かせない存在となっています。

生産国とその歴史的背景

カシオ計算機株式会社は、1946年に日本で設立されたメーカーです。

1974年に世界初のオートカレンダー搭載デジタル腕時計「カシオトロン」を発売して以来、デジタル時計のパイオニアとして市場を牽引してきました。カシオの歴史は、いかにして最小の部品で最大の機能を果たすかという挑戦の歴史でもあります。生産拠点は日本国内のほか、タイや中国などに広がっていますが、どの拠点においても日本の厳格な品質管理基準が適用されています。

1983年のG-SHOCK誕生が最大の転換点であり、それまでの「時計は衝撃に弱い」という常識を覆したことが、世界中の軍隊での採用に繋がっています。

「AE-1200WHUB」の特徴と機能

  • AE-1200WHUB-3A(カーキグリーン・クロスバンド)
  • AE-1200WH-1A(ブラック・樹脂バンド)
  • AE-1200WHD-1A(シルバー・ステンレスバンド)
  • AE-1200WHB-1B(ブラック・クロスバンド)
項目スペック
耐久性日常生活用強化耐衝撃構造(樹脂ケース)
防水性10気圧防水
耐磁性なし
視認性デジタル表示、LEDライト(残照機能付き)
操作性4ボタン式、操作音ON/OFF切替
ムーブメントクォーツ
動力の持ち時間電池寿命約10年
素材(ケース・裏蓋・風防)樹脂・ステンレス・樹脂ガラス
ケース径42.1mm
ケース厚12.5mm
重量39g
ベルトの種類クロスバンド

「AE-1200WHUB」は、ミリタリーウェアとの相性を追求したデザインと、長期間の任務にも耐えうるスペックが特徴です。特に、従来のモデルにはなかった質感の高いクロスバンドが、フィールドでの使用感を飛躍的に高めています。

  • マルチタイム(4都市同時表示・切替可能)
  • ワールドタイム(世界48都市、31タイムゾーン)
  • 10年電池寿命(大容量リチウム電池搭載)
  • 10気圧防水(水辺の活動に対応)

多彩な時刻表示を可能にするマルチタイム機能

「AE-1200WHUB」の核心とも言える機能が、マルチタイム表示です。液晶画面には、ホームタイム以外に事前に設定した3つの都市の時刻を登録でき、ボタン操作一つでこれらを瞬時に切り替えることができます。

自部隊の拠点時間、作戦地域の現地時間、そして世界標準のUTCを同時に把握することができ、デジタル表示と画面右上の世界地図(タイムゾーン表示)によって視覚的にサポートします。

小さい液晶画面上の世界地図で、表示している時刻の都市が黒く塗りつぶされるギミックは、スパイツールのようなワクワク感があります。

過酷な環境に耐える10年電池と10気圧防水

ミリタリーウォッチに求められる最も重要な要素の一つは、メンテナンスフリーでの継続運用です。

「AE-1200WHUB」は約10年という長寿命バッテリーを搭載しており、頻繁な電池交換による裏蓋の開閉を避けることができます。

これは、パッキンの劣化を防ぎ、防水性能を維持することにも繋がります。10気圧防水性能は、雨天時の行動はもちろん、渡河作業や泥にまみれる過酷な状況下でも内部への浸水を防ぎます。G-SHOCKほどの極限的な耐衝撃性はありませんが、軽量であることは疲労軽減に繋がり、長時間の行軍や作業においては大きなアドバンテージとなります。

高い視認性を支える液晶レイアウトとLEDライト

戦場やフィールドにおいて、瞬時に時刻を読み取れることは生存に関わる重要な要素です。「AE-1200WHUB」の液晶は、メインのデジタル数字が大きく設計されており、光の反射を抑えた視認性の高いフォントを採用しています。

液晶左上のアナログ表示は、秒針の動きをデジタルで再現しており、経過時間を直感的に把握するのに役立ちます。また、夜間や暗所での活動を支えるオレンジ色のLEDライトは、残照機能を備えており、数秒間点灯し続けることで情報の読み取りを確実にします。必要最小限の光量で情報を伝えるこの仕様は、夜間迷彩を乱さないという意味でもミリタリー向きと言えます。

「カシオ AE-1200WHUB」と他モデルの腕時計との比較

同一ブランドの他モデルとの比較

カシオの「A158WA-1JH」は、いわゆる「チープカシオ(チプカシ)」の代表格であり、デジタルウォッチの原点とも言えるモデルです。

最大の魅力は、その圧倒的なコストパフォーマンス(3千円以下で購入可能)と無駄のないデザインにあります。

装着感とサイズ

厚さはわずか8.2mmと、今回比較する3モデルの中で最も薄く、袖口に干渉しません。タイメックスも薄手ですが、A158WAの軽さと装着感の良さは群を抜いています。

デザイン

クロームメッキを施した樹脂ケースとステンレスバンドの組み合わせは、高級感こそありませんが、どんな服装にも馴染む「匿名性」を持っています。AE-1200WHUBのような主張の強さはありませんが、そのシンプルさが逆にモードファッションや古着スタイルでも高く評価されています。

実用性

電池寿命は約7年と非常に長く、メンテナンスフリーに近い感覚で使用できます。ライトが左側からのLED一点照射で、液晶全体を照らすタイメックスの「インディグロナイトライト」に比べると視認性が劣る点は、愛嬌とも言える唯一の弱点かもしれません。

「道具としての完成度」を求めるなら、このモデルに勝るものはありません。

他社の類似モデルとの比較

シチズン アナデジテンプ JG2101-78E

シチズンの「アナデジテンプ」は、1980年代に一世を風靡した伝説的モデルの復刻版です。カシオやタイメックスが「時刻表示」をメインに据えているのに対し、その複雑なフェイスデザインが最大の特徴です。アナログ2つとデジタル表示、さらに温度センサーを搭載したメカニカルな外観は、他の2モデルとは一線を画す存在感を放ちます。

機能性:

モデル名の通り「温度計」を搭載しているのが最大の特徴です。また、デュアルタイム機能も備えており、カシオやタイメックスよりも遥かに多機能です。ただし、操作性はボタンが多く複雑で、カシオのような直感的な操作とは対照的です。

価格帯とステータス:

実売価格が2〜3万円台と、数百円から数千円で購入できるカシオやタイメックスに比べると高価です。そのため、単なる実用品というよりは「ファッションアイテム」や「コレクターズアイテム」としての側面が強く、大人の遊び心を演出するのに最適です。

デザイン性:

プレートで区切られた独特のレイアウトは、レトロフューチャーな雰囲気を醸し出します。カシオが「普遍的」であるのに対し、アナデジテンプは「時代を象徴するアイコン」です。

他人と被りたくない、あるいは自分の腕元に「物語」や「メカ感」を求める方に最適な選択肢です。


タイメックス クラシックデジタル

タイメックスの「クラシックデジタル」は、カシオとはまた異なる「アメリカの日常」を感じさせるモデルです。特にT80をベースとしたデザインは、どこか温かみのあるレトロさが魅力です。

視認性とライト:

最大の武器は、文字盤全体が発光する「インディグロナイトライト」です。これはカシオ A158WAの控えめなLEDライトよりも圧倒的に明るく、夜間の視認性は比較になりません。この機能のためにタイメックスを選ぶファンも多いほどです。

ベルトのバリエーション:

カシオは調整式スライドバンドが主流ですが、タイメックスは伸縮性のある「エクスパンションベルト(蛇腹ベルト)」を採用しているモデルが多く、着脱のしやすさが特徴です。このクラシックなベルト構造は、シチズンやカシオよりもヴィンテージ感を強く演出します。

デザインのニュアンス

カシオ A158WAがどこかストイックで冷たい印象を持つのに対し、タイメックスはケースの丸みやフォントの選び方にポップさがあります。カジュアルなストリートファッションや、アイビールックとの相性は抜群です。

カシオが「精密な日本製品」という印象なら、タイメックスは「タフで気取らないアメリカン・スタンダード」という印象を与えます。

「機能はシンプルでいいけれど、使い勝手とアメリカンな雰囲気を重視したい」という方にとって、これ以上ないパートナーとなります。

「カシオ AE-1200WHUB」の実用性

オススメの利用シーン

「AE-1200WHUB」がその真価を発揮するのは、やはり屋外でのアクティブな活動シーンです。

例えば、キャンプやトレッキングなどのアウトドアレジャーにおいては、その軽量さが大きな武器になります。長時間の歩行でも手首への負担が少なく、クロスバンドが汗を吸い取ってくれるため、樹脂バンド特有の不快なベタつきを軽減できます。また、10気圧防水を備えているため、川遊びや突然の豪雨に見舞われても全く問題ありません。

さらに、海外旅行や出張の際にもこの時計は非常に便利です。世界地図を見ながら瞬時に現地のタイムゾーンへ切り替える機能は、空港での待ち時間や時差ボケの中での時刻確認を劇的にスムーズにします。

暗所での視認性を確保するLEDライトも、夜間のテント設営や移動中に重宝するでしょう。ミリタリー愛好家の方であれば、サバイバルゲームでの使用も強くおすすめします。無骨なデザインは迷彩服との相性が抜群で、ストップウォッチ機能を使えば作戦時間の管理も容易です。万が一ゲーム中に傷がついても、それが一つの味として馴染むようなタフな佇まいが、このモデルの魅力です。

ビジネスシーンに利用できるか

結論から言うと、近年のカジュアル化が進んだビジネスシーンであれば、「AE-1200WHUB」は十分に活用可能です。特に、IT業界やクリエイティブ職、あるいは現場作業が伴うエンジニア職などでは、その機能美が知的な印象を与えることすらあります。

ただし、スーツスタイルに合わせる場合には、いくつかの注意点があります。クロスバンドの素材感やカーキのカラーリングは、どうしてもカジュアルやミリタリーの印象が強いため、厳格なフォーマルな場や、保守的な企業との商談には不向きかもしれません。しかし、ジャケパンスタイルや、オフィスカジュアルな装いであれば、あえてこうした多機能デジタルを合わせることで「道具にこだわる実務家」というパーソナリティを演出できます。

特に海外拠点とやり取りを行うビジネスマンにとって、マルチタイム機能は実用的なツールとして機能します。PCの画面を確認せずとも、手元で瞬時に相手国の時刻を確認できるスピード感は、ビジネスの効率化にも寄与します。ベルトをブラックのナイロン製に交換するなど、少しのカスタマイズでさらにビジネスへの適応力を高めることも可能です。

長く利用するためのコツやメンテナンス方法

「AE-1200WHUB」を末長く愛用するためには、適切なメンテナンスが不可欠です。

このモデルの最大のメンテナンスポイントは、クロスバンドの清掃です。

布製のバンドは汗や皮脂を吸収しやすいため、放置すると臭いや汚れの原因となります。定期的に時計本体から外し、中性洗剤を薄めたぬるま湯で優しく手洗いすることをお勧めします。すすぎをしっかり行い、直射日光を避けた風通しの良い場所で完全に乾かすのがコツです。

時計本体については、使用後に柔らかい布で汚れを拭き取るだけで十分ですが、海水に触れた後は真水で塩分を洗い流してください。樹脂ガラス(風防)は傷がつきやすい素材ですが、これは市販のプラスチックポリッシュやコンパウンドで磨くことで、軽微な傷なら簡単に消すことができます。

10年電池を搭載しているため、裏蓋を開ける機会は少ないはずですが、もし電池交換を行う際は、防水性能を維持するためにパッキンの交換とグリスアップも同時に行うのが理想的です。カシオの時計は元来頑丈ですが、こうした細かなケアを施すことで、10年、20年と使い続けることができる相棒になります。

オススメの購入方法と安く購入する方法

「AE-1200WHUB」を購入する際は、信頼性と価格のバランスを考慮する必要があります。

最も確実なのはカシオ公式オンラインショップや正規販売店での購入ですが、安く手に入れたい場合は、Amazonや楽天市場などの大手ECサイトを利用するのが賢明です。

これらのサイトでは、メーカー希望小売価格よりも割引されて販売されていることが多く、さらにポイント還元を考慮すると実質価格をかなり抑えられます。

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また、楽天スーパーセールやAmazonブラックフライデーなどの大型セール期間中に購入することで、さらなる値下げやポイントアップが期待できます。実物を確認してから購入したい場合は、家電量販店の時計コーナーを訪れるのが良いでしょう。ヨドバシカメラやビックカメラでは、ポイント還元を含めるとECサイトに匹敵する安さになることもあります。

中古市場を利用する手もありますが、本モデルは新品でも十分に安価なため、電池寿命や衛生面を考えると新品での購入を強く推奨します。

まとめ|「カシオ AE-1200WHUB」徹底レビュー

CASIO「AE-1200WHUB」は、ミリタリー愛好家が求める機能性とデザインを、驚異的なコストパフォーマンスで実現した傑作デジタルウォッチです。

世界地図を用いた多機能表示は実戦的なロマンに溢れ、10年電池と10気圧防水という基本性能の高さが、過酷なフィールドでの信頼性を担保しています。クロスバンドによるタクティカルな装いは、従来の樹脂モデルとは一線を画す存在感を放っており、所有欲を存分に満たしてくれます。

「カシオ AE-1200WHUB」まとめ
メリット

圧倒的なコストパフォーマンスを誇り、10年電池とマルチタイム機能により世界中でメンテナンスフリーに活用できること

  • 約10年の長寿命バッテリーで電池切れの心配がほぼない
  • 世界48都市を網羅する多機能なワールドタイムとマルチタイム表示
  • ミリタリー感溢れるデザインと実戦的なクロスバンドの採用
  • 軽量設計により長時間着用しても手首が疲れにくい
  • 10気圧防水を備え、水辺のアウトドアでも安心して使用可能
デメリット

樹脂ガラスのため風防に傷がつきやすく、クロスバンドは定期的な洗浄を行わないと汚れや臭いが蓄積しやすいこと

  • 風防の樹脂ガラスは、強化ガラスやサファイアガラスと比べて傷が付きやすい
  • クロスバンドに汚れが付きやすい
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