出典:JT

JTから低温加熱式タバコの新型「プルームテック・プラス」の発売が開始されました。合わせて高温加熱式のプルームSも発売されています。

プルームテック・プラスのこれまでのプルームテックからの主な変更点は、

  • 加熱温度が40℃にアップし蒸気量が増加
  • タバコ葉が20%増量

煙量(蒸気)とタバコ葉が増量され、ニコチン感が増え吸いごたえがプラスされたました。使い勝手も含めよりVAPEに近づいてきた印象です。

プルームテックは仕組みがVAPEと同じなので、プルームテックカプセルを吸える互換VAPEが多く発売されています。互換VAPEの方が高出力でメリットが大きかったですが、いよいよ本家がVAPEに近づいてきた感じです。

そこでVAPE感が増したプルームテック・プラスの気になる性能値と機能面を、プルームテック互換VAPE機としてオススメの「JUSTFOG Q14」と徹底比較をしてみたいと思います。

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現在、プルームテック・プラスはオンラインショップと全国に24店舗あるPloom専門店でのみ購入可能ですが、2019年4月から6都府県のコンビニ、主要たばこ店で販売開始され、7月には全国展開されます。また、プルームSも2019年7月に6都府県で展開されたのち、9月の全国展開が予定されているようです。

プルームテックプラスとは

出典:JT

プルームテック・プラスの従来のプルームテックからの変更点は、

  • 加熱温度が40℃にアップし蒸気量が増加
  • タバコ葉が20%増量で吸いごたえアップ
  • 専用リキッドカートリッジの使用
  • 新しいフレーバーのラインナップ

加熱温度が30℃から40℃にアップ

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バッテリーの出力、容量共に増え、加熱温度が40℃にアップ。水蒸気量が増え吸いごたえがアップしています。本体の形状も一回り大きくなり、見た目はペン型VAPEです。

タバコ葉が20%増量

出典:JT

カプセルの形状と大きさはこれまでと同じですが、中のタバコ葉が20%増量されています。これまでよりも濃い味を楽しめるとのこと。

これまでは、プルームテックを互換VAPEで吸うと、蒸気量が多いため通常よりもカプセルの味の持続性が悪かったので、互換VAPEで使う場合にも適しています。

専用リキッドカートリッジの使用

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カートリッジはこれまでと同じく使い捨てですが、中身が完全な液体で、これまでのプルームテックとは形状も全く異なるので互換性はありません。

カプセルの形状はこれまでと同じ。

新しいフレーバーのラインナップ

プルームテック・プラスには複数の味のラインナップがありますが、それぞれリキッド自体にも味が付いています。フレーバーは、レギュラー2種類、メンソール2種類の合計4種類のラインナップ。

出典:JT
マイルドブレンドレギュラー抹茶
※リキッドが抹茶味
ローストブレンドレギュラーほうじ茶
※リキッドがほうじ茶味
クリアミント甘めのメンソール
コールドミントミント系メンソール

JUSTFOG Q14とは

プルームテック互換VAPEの「JUSTFOG Q14」は、普通のVAPEですが専用のドリップチップを取り付けることでプルームテックカプセルを吸うことができます。VAPEとしては初心者向けの導入機ですが、小型で使い勝手が良く、スタイリッシュな見た目が特徴です。

「JUSTFOG Q14」の使い方など詳細レビューは、以下の記事で紹介しているので参考にしてください。

プルームテックプラス性能比較

プルームテック・プラスと「JUSTFOG Q14」の性能値の比較です。

項目プルームテックプラスJUSTFOG Q14
バッテリー容量650mAh900mAh
リキッド
容量
不明1.8ml
パフ回数250回600回
エアフロー調整不可調整可
コイル
抵抗値
不明1.6Ω
充電micro USBmicro USB

プルームテック・プラスは、機器の仕様が一部不明でした。

JUSTFOG Q14の方が、バッテリー容量が大きく満充電でのパフ回数が多いようです。また、JUSTFOG Q14はエアーフロー(吸い込む空気の量)を調整可能。エアーフローを広げると吸い込める空気の量を調節することができます。吸うのに少し抵抗があった方がタバコ感があるので、エアーフローは最小にしています。

プルームテック・プラスのエアーフローは固定です。

性能だけ見ると圧倒的に「JUSTFOG Q14」の方が高スペックなのが分かります。

プルームテックプラスの評価

出典:JT

プルームテックプラスのメリット

  • 純正リキッドでタバコカプセルが吸える
  • オートスイッチ機能あり
  • カプセル交換お知らせ機能がある
  • リキッド残量が一目で分かる

純正リキッドで吸える

当然ですが純正のリキッド入りカートリッジが使えます。プルームテック・プラス用に新たに配合された4種類のフレーバーをタバコカプセルと一緒に楽しむことができます。

互換VAPEを使うとタバコカプセルは使えますがカートリッジ部分は使えません。これまでのプルームテックではあまり気にしていませんでしたが、このプルームテック・プラス専用に配合されたリキッドは興味あり。ちょっと吸ってみたい。

互換VAPEでこのリキッドを吸うためには、カートリッジをなんとかこじ開け、リキッドをVAPE側のリキッドタンクに移し替える必要があります。

オートスイッチ機能あり

プルームテック・プラスは、吸うと自動的にスイッチが入りリキッドを加熱する、オートスイッチ機能が付いています。

プルームテックしか吸ったことのない人は意外かもしれませんが、通常VAPEはリキッドを加熱する時はスイッチを押します。(オートスイッチ機能のあるモデルもありますが)

スイッチを押しながら吸い込み、離すと加熱が止まります。

プルームテックの方が、より紙タバコを吸うのに近い動作で吸うことができます。

カプセル交換お知らせ機能がある

プルームテック・プラスは、50パフ毎にカプセル交換サイン(LED点滅)が出るお知らせ機能があります。

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ちなみに、この交換サインは解除することができそのまま吸い続けることも可能みたい。

互換VAPEで吸っていると、カプセルの交換タイミングが正直分からず味が薄くなっても吸い続けることがあります。ある意味節約にはなるので悪くはないですが。。。

リキッド残量が一目で分かる

これまでのプルームテックと比較しての話ですが、リキッドが液体なので残量が一目で分かります。

これまでのプルームテックでは、カートリッジの残量が分からず、気付くとカプセルより先にカートリッジが空になり吸えなくなることがよくありました。

吸いたいときに吸えないイライラと、カプセルがどんどん余るというプチストレスを抱えていました。

リキッド残量が一目で分かれば、吸うペースや交換タイミングがつかみやすく、使い勝手がだいぶ良くなります。

プルームテックプラスのデメリット

  • VAPEより出力が弱く蒸気量が少ない
  • VAPEより本体のスペックが低い
  • カプセル余りの危険性が高い

VAPEより出力が弱い

出力がアップしたとはいえ、VAPEの方が出力が高いモデルが多く「JUSTFOG Q14」と比較しても出力が弱く蒸気量は少なくなります。

ただし、これまでのプルームテックと比べると加熱温度が10℃上がり蒸気量はかなり増えています。

VAPEより本体のスペックが低い

電源容量や出力の面で「JUSTFOG Q14」の方がハイスペックです。

リキッド容量は公表されていないようなので、今後プルームテック・プラス用のカートリッジが手に入ったら比べてみようと思います。

カプセル余りの危険性が高い

1パフ当たりの吸い方や、カプセル交換サインを無視することで、カプセル余りの危険性があります。

これまでのプルームテック同様にリキッドの継ぎ足しはできません。(がんばればできないことはないですが)

一度に吸う量が多かったり、交換サインを無視して吸い続けるとリキッドが先になくなり、カプセルが余ります。

JUSTFOG Q14のメリットデメリット


JUSTFOG Q14のメリット

  • ハイスペック
  • カプセル余りがない
  • リキッドを自由に継ぎ足して使える
  • リキッド残量が一目で分かる

ハイスペック

JUSTFOG Q14の方が、バッテリー容量、出力ともにハイスペックです。

カタログスペックで満充電で600回吸えるそうです。試したわけではないので実際にはもう少し少ないと思いますが、丸一日使って電池がなくなることはありません。

カプセル余りがない

純正カートリッジのリキッドが使えないというデメリットはありますが、リキッドは自由に足せるのでカプセルが余るということがありません。

例え味がなくなっても、1つのカプセルを好きなだけ吸い続けることができます。

リキッドを自由に継ぎ足し可能

自分の好きなリキッドを自由に継ぎ足して使えます。私は自作メンソールリキッドを入れてプルームテックカプセルを吸っています。

このメリットは大きく、プルームテックのデメリットであるカプセル余りを完全になくすことができます。

リキッド残量が一目で分かる

プルームテック・プラスと同様ですが、リキッドタンクが透明なガラス製なので、残量が外から一目で分かります。

JUSTFOG Q14のデメリット

  • 純正リキッドが使えない
  • 独特な形状
  • オートスイッチはない
  • カプセル交換のお知らせ機能はない
  • リキッドなど消耗品の購入が必要

純正リキッドが使えない

プルームテック・プラス純正のリキッド入りカートリッジは使えません。無理やりリキッドだけ取り出せば使えないことはないですが、まだ試したことはありません。

プルームテック・プラスでは、特別に配合されたリキッド + カプセルのフレーバーで最大限効果を発揮するので、純正リキッドが使えないとプルームテック・プラスの美味しさを味わえないのが痛いところです。

ただ、JUSTFOG Q14では、リキッドを好きな味にカスタマイズできる利点があるので、自由度が高くプルームテックに合うリキッドを自由にカスタマイズできる楽しさがあります。

独特な形状

デメリットではないですが、JUSTFOG Q14は形状が全く異なり、ペン型ではないです。

全体的なサイズ感としては、コンパクトでデザインもスタイリッシュでカッコ良く気に入っています。

オートスイッチ機能はない

JUSTFOG Q14は、吸うと自動的に加熱されるオートスイッチ機能はありません。

吸うときはボタンを押しながら吸う必要があります。慣れればなんともありませんが、初めて使う方は違和感があるかもしれません。

カプセル交換のお知らせ機能はない

JUSTFOG Q14には、50パフ毎のカプセル交換のお知らせ機能はありません

吸いたいだけ吸える反面、カプセルの替え時が分かりづらいです。

基本的にはカプセルの味がなくなったら交換していますが、メンソールなど味のあるリキッドを使っていると交換するのを忘れ延々と同じカプセルを吸っていたりします。

リキッドは継ぎ足せば無限にあるので、節約効果は抜群なので、個人的にはあまりデメリットとは感じていません。

リキッドなど消耗品の購入が必要

JUSTFOG Q14などのVAPEでは、いくつかの消耗品を別途購入する必要があります。

まずはリキッド。VAPEを吸うためにはなくてはならないものです。無味無臭のものであれば大きいボトルサイズがコスパがよくオススメ。

それ以外にも、メンソール系リキッドや甘い味がするリキッドなど多種多様です。

コイルも消耗品で、だいたい1〜2ヶ月ほどで交換が必要です。使い続けるとコイルが焦げて変な味がしてきます。

プルームテック・プラスは、リキッド入りカートリッジにコイルが内蔵されています。このカートリッジ自体が使い捨てで、タバコカプセルの箱に同封されています。ので、コイル買換えの心配はありません。

あとは、リキッドの保管とタンクに注入するためのボトルがあると便利です。先端の尖ったタイプのボトルがオススメ。

まとめ

個人的には、自由度が高くハイスペックな「JUSTFOG Q14」がオススメです。

リキッドを自由に入れ替えることができ、蒸気量も多いので、純正品の必要性を感じません。

ただ、消耗品の購入やリキッドの入れ替えなど手間が増えるので、これらが面倒だと思う方はプルームテック・プラスの純正品をオススメします。